講談社学術文庫ならこれを読んでおけ【おすすめの名著11冊】
講談社学術文庫といえば岩波文庫、ちくま学芸文庫と並ぶ3大学術系文庫のひとつ(僕が勝手にそう呼んでいるだけですが)。良書がわんさかあります。
どれを読むべきか?
以下、僕が読んだことのある良書のなかから、特におす ...
世界史の独学におすすめの本はこの8冊【参考書から歴史小説まで】
「なんか急に世界史の勉強がしたくなってきたんだけど、わかりやすい本とかってある?かといって質の低いのは嫌なんだけど…」
このページでは以上のような問いかけにお答えしたいと思います。
実は僕も大人になってからにわ ...
ダンテと行くあの世見学ツアー『神曲(地獄篇・煉獄篇・天国篇)』
西暦2000年、ロンドンのTimes紙が、「過去1000年間の最高傑作はなにか」というアンケートを文芸批評家に問うたことがありました。
結果、ダンテの『神曲』が1位に選ばれました。日本人からすると正直あまりピンとこないとこ ...
仁王2が死にゲーでも最難関の難易度だった件【神ゲー】
仁王2をトロフィーコンプリートしたので、記念にレビューを書いておこうと思います。
どんなゲームなのか?一言でいえば戦国トレハン死にゲーRPGです。
・ダークソウル的な高難易度アクション
・ディアブロみた ...
脳神経外科医が体験した死後の世界『プルーフ・オブ・ヘヴン』
医学界と科学界に衝撃をもたらした書『プルーフ・オブ・ヘヴン 脳神経外科医が見た死後の世界』。
最初になんとなく洋書で読み、あまりに良書だったので今回は日本語版を買って2周しました。
著者はアメリカの脳神経外科医 ...
地理学・人間学・霊能者にハマるカント 坂部恵『カント』【書評】
坂部恵の『カント』(講談社学術文庫)を読みました。
元々は「人類の知的遺産」シリーズの一冊として出ていたもの。このシリーズは思想家の伝記と、本人の著作からの抜粋よりなる構成が特徴で、どれもクオリティが高いことで知られます。 ...
内向的人間に必要なのは演技力 スーザン・ケイン『Quiet』
アメリカ発の外交的人間文化が世界に浸透し、内向的人間の過小評価がはなはだしい現代社会。
その風潮に抗い「内向的人間には独自の強みがある」と主張したベストセラーが、スーザン・ケインのQuiet The Power of In ...
ハイデガーvsフロイト 東浩紀『存在論的、郵便的』【要点】
東浩紀の『存在論的、郵便的 ジャック・デリダについて』を読了。
批評家・東浩紀のデビュー作です(実は博士論文を手直ししたもの)。読むのはこれで3度目です。
最初に読んだときは「あのデリダをこんなにわかりやすく解 ...
なぜ憲法9条は日本に定着したのか 柄谷行人『憲法の無意識』【要約】
柄谷行人の『憲法の無意識』(岩波新書)を読みました。
憲法9条は外部から強制的に与えられた、だからこそそれは日本人の精神の深くに定着したのだ。
このような逆説的な事態を、フロイトの精神分析理論を援用して解説した ...
新潮文庫ならこれを読んでおけ【おすすめ名作11冊】
日本では「文庫」という本の形態が当たり前のように普及しています。これをもっとも古くから実現していたのが新潮社の新潮文庫です(実は岩波より早い)。
とくに文学系のラインナップでは他社を圧倒しており、哲学系に興味のある人間が岩 ...