20世紀最大の覚者かく語りき ラマナ・マハルシ『あるがままに』
ラマナ・マハルシといえば、インドを代表する聖者のひとり。
エックハルト・トールの『ニューアース』では「現代でもっとも偉大な覚者のひとり」と言われています。あのパラマハンサ・ヨガナンダの『あるヨギの自叙伝』にも後半ちょこっと ...
宗教学の必読書はこれ【基本書4冊とおすすめ入門書】
宗教を学問するのが、宗教学。
宗教そのものとは違い、宗教の内部にとどまる神学とも違う。あくまで近代の科学的アプローチで宗教を研究するいとなみです。
宗教そのものの代わりにはなりませんが、宗教への理解を深めるには ...
あの世を訪問するスウェーデンボルグ『霊界からの手記』【要約】
18世紀を代表する天才科学者にして、人類史上最大の霊能者とも呼ばれるエマヌエル・スウェーデンボルグ。
もともとはヨーロッパを代表する自然科学者として名を馳せていたのですが、中年(56歳)になってから特殊な能力に開眼。肉体を ...
【洋書】脳神経外科医が体験した死後の世界『プルーフ・オブ・ヘヴン』【要約】
医学界および科学界に衝撃をもたらした書『プルーフ・オブ・ヘヴン』。これを原書で読んでみました。とてつもなく興味深い本。
著者はアメリカの脳神経外科医エベン・アレグザンダー。ありえない病気(髄膜炎)にかかって集中医療室へと搬 ...
エゴ=思考=時間 エックハルト・トール『ニューアース』【要約】
エックハルト・トールのA New Earthを読みました。読むのはこれで4回目か5回目ぐらいだと思います。
リンクこれがすさまじい名著。簡単にいえば瞑想の本です。とはいっても瞑想の技術を紹介する本ではなく、読むこと自体が瞑 ...
【洋書】『神の歴史』一神教はいかにして神を造ったか【書評】
カレン・アームストロングのA History of God(邦題は『神の歴史』)を読みました。
リンクユダヤ教、イスラム教、キリスト教における神の歴史をたどる宗教学の本です。神の歴史というより、一神教の信徒らが神というシン ...
分裂するアメリカとファンダメンタリスト『宗教からよむ「アメリカ」』【書評】
2020年、アメリカの内政は混乱を極めています。
しかし森孝一の『宗教からよむアメリカ』を読むと、現在の問題は1990年代の前半にはすでにはっきりと姿を現していたことがわかります。
リンク「アメリカは今後、一つ ...
キリスト教とユダヤ教はどう違う? 山我哲雄『キリスト教入門』【要約】
山我哲雄『キリスト教入門』(岩波ジュニア新書)を読みました。
岩波現代文庫から出ている『聖書時代史 旧約篇』がとてつもなく面白かったので、同じ著者のこっちにも手を伸ばしてみた次第。
本書は岩波ジュニア新書の本で ...
【洋書】『新しき啓示』と『神との友情』「神との対話」の外伝【書評】
ニール・ドナルド・ウォルシュのThe New Revelationsを読みました。「神との対話」シリーズの外伝的な本です。
「神との対話」はニールが紙面上で神と対話するシリーズ。本書もその構成に則っています。
リンク ...
グノーシスとキリスト教『トマスによる福音書』【書評】
キリスト教の福音書といえば、マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの4つが思い浮かぶかと思います。
しかし実はかつて、これらの他にも福音書が存在しました。
そのなかのひとつが『トマス福音書』です。
キリスト教 ...