時間と空間の物理学史 ブライアン・グリーン『宇宙を織りなすもの』
ブライアン・グリーンの『宇宙を織りなすもの 時間と空間の正体』を読んでみました。
サブタイトルにもあるように、テーマは時間と空間。
時間と空間は物理的な実体なのか?それとも人間が勝手に使っている概念にすぎないの ...
なぜ宇宙は存在するのか?『ホーキング、宇宙を語る』【書評】
アインシュタインの再来といわれた物理学者ホーキング。
そしてこの車椅子の天才が一般読者に向けて書き下ろした伝説的な啓蒙書がこの『ホーキング、宇宙を語る ビッグバンからブラックホールまで』(ハヤカワ文庫)です。
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新潮文庫ならこれを読んでおけ【おすすめ名作11冊】
日本では「文庫」という本の形態が当たり前のように普及しています。これをもっとも古くから実現していたのが新潮社の新潮文庫です(実は岩波より早い)。
とくに文学系のラインナップでは他社を圧倒しており、哲学系に興味のある人間が岩 ...
文系でも読んでおきたい理数系の名著はこれ【おすすめ10冊】
「自然科学のことが知りたい。でも数学は全部忘れてしまったし、今さら復習する気なんてさらさらない」
こういう人はけっこういると思います。
ちなみに僕もそのなかの一人です。
しかし、実はわれわれのような ...
科学哲学の入門にはこれ『科学哲学の冒険』【要約】
戸田山和久の『科学哲学の冒険』を読了。
たしか発売直後に買って、それからずーっと積ん読だった本。
最近サイエンス系の啓蒙書を読んでいたので、この流れで崩してしまおうと思い読みました。
先生と学生ふた ...
ちくま学芸文庫ならこれを読んでおけ【おすすめ名作12冊】
ちくま学芸文庫といえば、哲学から社会科学、はては数学や自然科学にいたるまで様々な名作を文庫化してくれる、仏のようなシリーズ。
現代に近い作品ラインアップでは、岩波文庫を質量ともに大きく凌駕しているといっても過言ではないでし ...
科学史入門にはこれ『人類が知っていることすべての短い歴史』【要約】
「科学の歴史をざっくり網羅的に理解したい」
このような要求に応えてくれる最良の本が、ビル・ブライソンの『人類が知っていることすべての短い歴史』(新潮文庫)です。
ビル・ブライソンは紀行記で有名なイギリスの売れっ ...
『時間は存在しない』時間という幻想の秘密は熱にあり【要約】
カルロ・ロヴェッリの『時間は存在しない』を読了。
この前読んだ『すごい物理学講義』(河出文庫)が異常な面白さだったので、本書にも興味をもちました。
リンクロヴェッリはループ理論(相対性理論と量子論を結びつける試 ...
大人が学生時代の勉強を楽々やり直す方法【動画を活用せよ】
学生時代の勉強をほぼ完全に忘れてしまった大人が、もう一度その内容をやり直す。どうすれば効果的な復習ができるのか?とっておきの方法を見つけたので紹介します。
先日TOEFLの学習を始めたのですが、長文にけっこう理系分野の文章 ...
なぜ数学は宇宙の構造を知っているのか『エレガントな宇宙』【書評】
ブライアン・グリーンの『エレガントな宇宙』を読了。
超ひも理論(かっこ悪い名前なのでほんとは超弦理論と呼びたい)の啓蒙書です。発売は2001年。数ある啓蒙書のなかでも本書は先駆けではないでしょうか。
著者のグリ ...