ディケンズへのオマージュ作 ドストエフスキー『虐げられた人びと』
シベリアでの死刑をすんでのところで免れたドストエフスキー。
監獄から解放された彼は、10年の遅れを取り戻そうと、怒涛の勢いで創作活動を再開します。そうして執筆が進められたのが、『死の家の記録』と『虐げられた人びと』でした。 ...
社会学のおすすめ本はコレ【古今東西の名著10冊】
社会学で読んでおくべき本はどれなのでしょうか?
僕が小説以外の本を読み始めたとき、最初に興味をもったのは社会学でした(今は哲学とか宗教みたいなのばかり読んでますが)。それ以来、このジャンルはかなりの冊数を読んだと思います。 ...
ヘーゲルの精神現象学を読むコツ【神の冒険物語】
西洋哲学でもっとも難解な哲学者といえばヘーゲルでしょう。ラッセルやアドルノをはじめとして、数々の天才や秀才たちも口をそろえてそう言っています。
僕も最初に精神現象学を読んだ時は序盤で挫折しました。なにしろ理解できる行がほと ...
あの世を訪問するスウェーデンボルグ『霊界からの手記』【解説】
18世紀を代表する天才科学者にして、人類史上最大の霊能者とも呼ばれるエマヌエル・スウェーデンボルグ。
もともとはヨーロッパを代表する自然科学者として名を馳せていたのですが、中年(56歳)になってから特殊な能力に開眼。肉体を ...
初期ドストエフスキーの重要作品『二重人格』【隠れた良作】
『貧しき人々』で鮮烈なデビューを果たし、文壇の寵児となったドストエフスキー。彼が自信満々で世に送り出した2作目が『二重人格』です。
岩波文庫版で十数年ぶりに再読してみました。これが2周目です。
リンク主人公ゴリ ...
西洋哲学史の名著といえばラッセルのこの本【ノーベル文学賞作品】
バートランド・ラッセルはおそらく二十世紀でいちばん頭のいい人間のひとり。世紀を代表する数学者であり哲学者でもあります。
そのラッセルが一般大衆向けに書いた哲学史がこのThe History of Western Philo ...
世界文学最高傑作のひとつ『デイヴィッド・コパフィールド』
19世紀イギリスを代表する文豪ディケンズの自伝的作品『デイヴィッド・コパフィールド』。モームが世界十大小説のひとつに数える作品でもあります。
僕は最初に岩波文庫版で読み、とんでもなく面白かったのですぐに原書で2周目に突入し ...
FF14がFF10並みに泣ける名作だった件【ストーリー序盤はつまらない】
世界でもっとも人気のあるオンラインRPGといえばファイナルファンタジー14(2021年現在)。
このFF14、12以降のFFのなかでは圧倒的な好評を博しており、発売から8年たった今でも新規プレイヤーが続々と流入し全盛期を更 ...
ミルトン『失楽園』神vsサタンに巻き込まれた人間
ミルトンの『失楽園』(パラダイスロスト)。
英国においてシェイクスピアと双璧をなすともいわれる詩人の最高傑作です。英文学を代表する一作でもあります。
反逆の大天使サタンと神との戦い、そしてその帰結としてのアダム ...
アリストテレスの形而上学をわかりやすく解説【プラトンとの違いはこれ】
アリストテレスの『形而上学』。全学問の祖アリストテレスの哲学的代表作とされる本です。
これはいったい何を主張した本なのでしょうか?実は、何をメインに主張しているのかいまいちよくわかってないというのが実情です。
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