佐藤優『読書の技法』速読は熟読する本を選ぶために行う
元外交官にして作家の佐藤優。
彼は月に300冊の本を読むといいます。
いったいどうやって、その異常な読書量を達成しているのでしょうか?
その奥義をわかりやすく解説してくれるのがこの『読書の技法』。
『罪と罰』ドストエフスキーを英語で読む
ドストエフスキーのCrime and Punishmentを読みました。『罪と罰』の英訳版です。
『罪と罰』を読むのはこれで3回目か4回目。英訳バージョンで読むのは2回目です。
僕がもってるバージョンはRich ...
哲学史の隠れた名著 リーゼンフーバー『西洋古代・中世哲学史』
古代から中世にかけての西洋哲学史を、おそろしい密度と簡潔さでまとめあげた良書がこれ。クラウス・リーゼンフーバーの『西洋古代・中世哲学史』(平凡社ライブラリー)です。
長いこと積ん読されていましたが、ラッセルのHistory ...
中公新書ならこれを読んでおけ【おすすめの名作11冊】
一口に新書といっても、その内容はピンからキリまであります。易しいのもあれば、やたらと高度なのもある。
そして新書のなかでもっとも敷居の高い存在が中公新書です。
ザ・硬派みたいな存在。そのぶんクオリティは高く、読 ...
哲学史の名著はこれ【入門者~中級者におすすめ10冊】
哲学の入門者には、最初に哲学史の本を読むことをおすすめします。
まず全体の流れを見渡して、それから個別の分野に入っていく。そうすると理解がスムーズになる。どの分野の勉強でもよくこう言われますよね。
哲学でもそれ ...
なぜドスト作品は明るいのか ベルジャーエフ『ドストエフスキーの世界観』
ドストエフスキー論のなかで最強の作品はなんでしょうか?
僕は日本なら森有正の『ドストエーフスキー覚書』(ちくま学芸文庫)、海外ならベルジャーエフの『ドストエフスキーの世界観』だと思ってます。
ベルジャーエフは2 ...
ヒュームを読むならこれがおすすめ『自然宗教をめぐる対話』
バートランド・ラッセルいわく、ヒュームは哲学におけるひとつのデッドエンド(到達点・行き止まり)ということです。
ロックやバークリーの経験論を行き着くところまで行き着かせ、それを内側から爆破してしまった思想家。その極端な懐疑 ...
ちくま新書ならこれを読んでおけ【おすすめ名著10冊】
今日ではあらゆる出版社が新書を出しています。下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるみたいなノリになっているといってもいいほどです。
全体的なクオリティの低下が懸念されていますが、信頼できるエース格もいくつか存在します。そのエース級の一 ...
岩波新書ならこれを読んでおけ【おすすめ名著15選】
日本ではどこの本屋に行っても新書が置いてあります。
この新書という形態。これを始めたのは岩波新書でした。1938年のことです。
以来、岩波新書は数多くの名著を世に放ってきました。
この記事では無数の ...
スピノザ入門にはこの本 上野修『スピノザの世界』
17世紀を代表する哲学者のひとりスピノザ。
存在するすべてが神であるとする汎神論で有名な、オランダの思想家です。
そこまでメジャーな哲学者ではないため、彼の哲学をわかりやすく紹介した本は少ないのが実情。 ...