内向的人間に必要なのは演技力 スーザン・ケイン『Quiet』
アメリカ発の外交的人間文化が世界に浸透し、内向的人間の過小評価がはなはだしい現代社会。
その風潮に抗い「内向的人間には独自の強みがある」と主張したベストセラーが、スーザン・ケインのQuiet The Power of In ...
東浩紀『存在論的、郵便的』ハイデガーvsフロイト
東浩紀の『存在論的、郵便的 ジャック・デリダについて』を読了。
批評家・東浩紀のデビュー作です(実は博士論文を手直ししたもの)。読むのはこれで3度目です。
最初に読んだときは「あのデリダをこんなにわかりやすく解 ...
柄谷行人『憲法の無意識』なぜ憲法9条は日本に定着したのか
柄谷行人の『憲法の無意識』(岩波新書)を読みました。
憲法9条は外部から強制的に与えられた、だからこそそれは日本人の精神の深くに定着したのだ。
このような逆説的な事態を、フロイトの精神分析理論を援用して解説した ...
新潮文庫ならこれを読んでおけ【おすすめ名作11冊】
日本では「文庫」という本の形態が当たり前のように普及しています。これをもっとも古くから実現していたのが新潮社の新潮文庫です(実は岩波より早い)。
とくに文学系のラインナップでは他社を圧倒しており、哲学系に興味のある人間が岩 ...
東浩紀の本を読みたいならまずはこれ【時代別おすすめ5冊】
思想やら哲学やらに縁がなくても、東浩紀のことは知ってるという人は多いと思います。
「なんか面白いしこの人の本も読んでみたいな」と考えている方は少なくないはず。
東浩紀は何者なのか?
日本は文芸批評家 ...
シェイクスピアのおすすめ作品はこれ【代表作から隠れた名作まで】
劇作家かつ世界最大の詩人として知られるシェイクスピア。
彼の作品はすべて日本語に翻訳され、その多くを文庫で読むことができます。
シェイクスピアは僕がもっとも好きな作家のひとりで、その作品はほぼすべて読破し、主要 ...
ジョジョの小説はどれが面白いのか【まずはこの4冊】
週刊少年ジャンプが誇る人気漫画の一つ「ジョジョの奇妙な冒険」。
1987年に荒木飛呂彦によって開始された作品です。
現在でもシリーズは進行中(2005年からは媒体を少年ジャンプからウルトラジャンプに移行)。
文系でも読んでおきたい理数系の名著はこれ【おすすめ12冊】
「自然科学のことが知りたいな。でも数学は全部忘れてしまったし、今さら復習する気力なんてないよ」
こういう人はけっこういると思います。
僕もそのなかの一人です。
しかし、実はわれわれのような文系の人間 ...
本の読み方がわかる読書術の名著【おすすめ9冊】
読書術の本は何気に強力なアイテムです。
どうやって本を読んだらいいのか、どうやって本を選んだらいいのか、こういった技術が具体的に体得できるというのが一つ。
さらに著者の博識ぶりや熱気に煽られてモチベーションが上 ...
小野不由美の十二国記を面白い順にランキングしてみた
小野不由美の超人気ファンタジー「十二国記」。
1991年に第一作が発売され、途中10年以上のブランクを挟みながらもシリーズは継続、2021年の現在でも多大な人気を誇るという異様なシリーズです。
僕は今までにシリ ...