戯曲のおすすめ本はこれ【喜劇から悲劇まで古今東西の名著8冊】
演劇の脚本を元にした文芸作品のことを戯曲といいます。シェイクスピアが一番有名でしょうか。
キャラクターの台詞だけで物語が進行するため、テンポがよく、小説よりも読みやすかったりします。僕は小説とあんまり相性のよくない人間なん ...
カントの影響で存在と時間が結合 轟孝夫『ハイデガー「存在と時間」入門』
日本はなぜかハイデガー王国で、専門家による研究が盛んなだけでなく、一般向けの入門書や解説書も異様に充実しています。
そして2017年に新たに登場したこちらも良書。轟孝夫の『ハイデガー「存在と時間」入門』(講談社現代新書)で ...
時間と空間の物理学史 ブライアン・グリーン『宇宙を織りなすもの』
ブライアン・グリーンの『宇宙を織りなすもの 時間と空間の正体』を読んでみました。
サブタイトルにもあるように、テーマは時間と空間。
時間と空間は物理的な実体なのか?それとも人間が勝手に使っている概念にすぎないの ...
20世紀以降の経済学史を知りたいなら『ノーベル経済学賞で読む現代経済学』
1969年に創設されたノーベル経済学賞。
その受賞者64名の理論と生涯を解説した本がトーマス・カリアーの『ノーベル経済学賞で読む現代経済学』(ちくま学芸文庫)。
現代経済学の流れと全体像が一望できる良書です。
政治を独学したい人におすすめの本8冊【入門書から古典まで】
「政治のこともうちょっと理解したいけど、何から始めればいいのかわからないな…。鉄板の入門書みたいなのないのかい?」
このような思いを抱えている方に向けて、おすすめの独学方法を解説したいと思います。
まずは中学高 ...
ネイションは国民か?民族か? 塩川伸明『民族とネイション』
「ネイション」ほど意味のつかみづらい用語もめずらしいですよね。
柄谷行人とかがよくこの語彙を使いますが、そのたびに頭が混乱します。
ネイションって何?国民なんだろうか?あるいは民族?それとも国家そのもの?
左派と右派の由来はフランス革命『右翼と左翼』【要約】
政治のジャンルでよく耳にする「右翼」とか「左翼」とかの言葉。
簡単にいえば社会の改良や進歩を目指すのが左翼、それに待ったをかけるのが右翼ということになります。
でもなんで左とか右とかのイメージしづらい言葉で表現 ...
小林秀雄を読みたいならまずはこの本【批評から対談まで】
小林秀雄といえば、近代以降の日本で最大の批評家。
日本の文芸評論を確立したのはこの人です。そしていまだにその作品が読みつがれています。
以下、小林秀雄に興味があるという人向けに、読みやすい良作を紹介したいと思い ...
カント『純粋理性批判』をわかりやすく解説【理性の正しい使い方】
すべての哲学はカントへと流れ込み、すべての哲学がカントから流れ出す。
こう言われるように、カントといえば哲学史を代表する人物のひとりです。
そしてカントの代表作といえば『純粋理性批判』。
以下、この ...
吉田健一のデビュー作『英国の文学』とその続編を読んでみた
吉田健一といえば20世紀の日本を代表する文芸批評家のひとり。ちなみに健一の父は第45代内閣総理大臣の吉田茂。
その吉田健一のデビュー作が『英国の文学』(岩波文庫)でした。
14世紀のチョーサーから20世紀初頭ま ...