世界文学最高傑作のひとつ ディケンズ『デイヴィッド・コパフィールド』
19世紀イギリスを代表する文豪ディケンズの自伝的作品『デイヴィッド・コパフィールド』。
モームが世界十大小説のひとつに数える作品でもあります。
僕は最初に岩波文庫版で読み、とんでもなく面白かったのですぐに原書で ...
シェイクスピアと双璧を成す男 ミルトン『失楽園』
ミルトンの『失楽園』(パラダイスロスト)。
英国においてシェイクスピアと双璧をなすともいわれる詩人の最高傑作です。英文学を代表する一作でもあります。
反逆の大天使サタンと神との戦い、そしてその帰結としてのアダム ...
アリストテレスの形而上学をわかりやすく解説【プラトンとの違いはこれ】
アリストテレスの『形而上学』。全学問の祖アリストテレスの哲学的代表作とされる本です。
これはいったい何を主張した本なのでしょうか?実は、何をメインに主張しているのかいまいちよくわかってないというのが実情です。
...
シュヴェーグラー『西洋哲学史』がとんでもない名著だった件
西洋哲学史をテーマにした本はあれこれ出ていますが、そのなかでもとりわけ古く、長いことロングセラーになっている古典があります。
19世紀ドイツの哲学者シュヴェーグラーの『西洋哲学史』(岩波文庫)がそれ。
原書の発 ...
『中世の覚醒』アリストテレスから中世哲学へ
西ヨーロッパ史上最大の知的革命はなにか?
ニュートン物理学か、それともダーウィンの進化論か。
いやむしろアリストテレスの再発見がそれだ。こう述べるのは『中世の覚醒 アリストテレス再発見から知の革命へ』の著者、リ ...
講談社学術文庫ならこれを読んでおけ【おすすめの名著11冊】
講談社学術文庫といえば岩波文庫、ちくま学芸文庫と並ぶ3大学術系文庫のひとつ(僕が勝手にそう呼んでいるだけですが)。良書がわんさかあります。
どれを読むべきか?
以下、僕が読んだことのある良書のなかから、特におす ...
世界史の独学におすすめの本はこの8冊【参考書から歴史小説まで】
「なんか急に世界史の勉強がしたくなってきたんだけど、わかりやすい本とかってある?かといって質の低いのは嫌なんだけど…」
このページでは以上のような問いかけにお答えしたいと思います。
実は僕も大人になってからにわ ...
西洋文学史上最強の書 ダンテ『神曲(地獄篇・煉獄篇・天国篇)』
西暦2000年、ロンドンのTimes紙が、「過去1000年間の最高傑作はなにか」というアンケートを文芸批評家に問うたことがありました。
結果、ダンテの『神曲』が1位に選ばれました。日本人からすると正直あまりピンとこないとこ ...
脳神経外科医が体験した死後の世界『プルーフ・オブ・ヘヴン』
医学界と科学界に衝撃をもたらした書『プルーフ・オブ・ヘヴン 脳神経外科医が見た死後の世界』。
最初になんとなく洋書で読み、あまりに良書だったので今回は日本語版を買って2周しました。
著者はアメリカの脳神経外科医 ...
坂部恵『カント』地理学・人間学・霊能者にハマるカント
坂部恵の『カント』(講談社学術文庫)を読みました。
元々は「人類の知的遺産」シリーズの一冊として出ていたもの。このシリーズは思想家の伝記と、本人の著作からの抜粋よりなる構成が特徴で、どれもクオリティが高いことで知られます。 ...