論理実証主義とは何だったのか【全体像を解説】
20世紀の哲学史において、論理実証主義は短い期間に強烈な存在感を放った思想運動でした。
形而上学を退け、意味と知識を科学的に厳密化しようとするその試みは、ウィーンからアメリカへと広がり、一時は「正しい哲学」の標準となります ...
フレーゲの論理学は何が凄かったのか【ざっくり解説】
アリストテレスから2000年以上、論理学はほとんど同じ形のまま使われ続けてきました。
その停滞を一気に終わらせたのが、19世紀末に現れたフレーゲです。
彼は論理を「思考の訓練」から「厳密な形式言語」へと変え、数 ...
語りえぬものは2種類ある 永井均『ウィトゲンシュタイン入門』
ウィトゲンシュタインの入門書でもっともとっつきやすいのはどれか?
個人的には永井均の『ウィトゲンシュタイン入門』(ちくま新書)を挙げたいと思います。久々に読み返してみたらやっぱり面白い。
前期の『論理哲学論考』 ...
20世紀最大の覚者 ラマナ・マハルシ『あるがままに』
ラマナ・マハルシといえば、インドを代表する聖者のひとり。
エックハルト・トールの『ニューアース』では「現代でもっとも偉大な覚者のひとり」と言われています。あのパラマハンサ・ヨガナンダの『あるヨギの自叙伝』にも後半ちょこっと ...
井筒俊彦とプロティノス『神秘哲学 ギリシアの部』
現代の東洋哲学を代表する天才といえば井筒俊彦。
そして彼のデビュー作が『神秘哲学』(岩波文庫)です。井筒といえばイスラム哲学の分野で有名ですが、彼が最初に取り上げたのは実はギリシア哲学でした。
ギリシア哲学のコ ...
戯曲のおすすめ本はこれ【喜劇から悲劇まで古今東西の名著8冊】
演劇の脚本を元にした文芸作品のことを戯曲といいます。シェイクスピアが一番有名でしょうか。
キャラクターの台詞だけで物語が進行するため、テンポがよく、小説よりも読みやすかったりします。僕は小説とあんまり相性のよくない人間なん ...
カントの影響で存在と時間が結合 轟孝夫『ハイデガー「存在と時間」入門』
日本はなぜかハイデガー王国で、専門家による研究が盛んなだけでなく、一般向けの入門書や解説書も異様に充実しています。
そして2017年に新たに登場したこちらも良書。轟孝夫の『ハイデガー「存在と時間」入門』(講談社現代新書)で ...
時間と空間の物理学史 ブライアン・グリーン『宇宙を織りなすもの』
ブライアン・グリーンの『宇宙を織りなすもの 時間と空間の正体』を読んでみました。
サブタイトルにもあるように、テーマは時間と空間。
時間と空間は物理的な実体なのか?それとも人間が勝手に使っている概念にすぎないの ...
20世紀以降の経済学史を知りたいなら『ノーベル経済学賞で読む現代経済学』
1969年に創設されたノーベル経済学賞。
その受賞者64名の理論と生涯を解説した本がトーマス・カリアーの『ノーベル経済学賞で読む現代経済学』(ちくま学芸文庫)。
現代経済学の流れと全体像が一望できる良書です。
政治を独学したい人におすすめの本8冊【入門書から古典まで】
「政治のこともうちょっと理解したいけど、何から始めればいいのかわからないな…。鉄板の入門書みたいなのないのかい?」
このような思いを抱えている方に向けて、おすすめの独学方法を解説したいと思います。
まずは中学高 ...