【聴き放題】オーディブルがコスパ最強のサブスクになってた件
オーディオブックを使った「聞く読書」が急速に拡大しているのをご存知でしょうか。
書籍の内容をプロのナレーターが朗読してくれたものをオーディオブックといい、聞く読書は耳から情報をインプットします。
必要な道具はス ...
自己啓発書ならこれを読んでおけ【おすすめの名著11冊】
自己啓発書はマイナスのイメージをもたれていることも多くて、なんかフワフワした非現実的なものみたいに思う人もいると思います。
しかし自己啓発書といってもさまざまで、一流の名著はふわふわした無力なものどころか、むしろ力そのもの ...
一神教はいつどこでどうして生まれたのか『一神教の起源』
現代世界ではユダヤ教、イスラム教、キリスト教のいわゆる一神教の勢力が圧倒的であり、宗教といえば一神教的なものを思い浮かべる人も多いと思います。
しかし人類宗教史的に見れば、実は一神教のほうがマイナーな存在でした。
ヘーゲルの宗教哲学をざっくり解説『宗教哲学講義』
ヘーゲル哲学のコアには実は宗教論があって、それが彼の論理学にも歴史哲学にも社会哲学にも影響を与えています。
ではヘーゲルにとって宗教とはなんだったのでしょうか?
一言でいえば「神が自分自身について知る方法のひと ...
純文学嫌いが選ぶ日本文学おすすめ12冊【古典から現代まで】
日本は小説の地位が高く、読書=小説を読むことと見なされる風潮すらあるほどです。
しかし読書家がかならず小説好きかというとそうとも限らないんですよね。
実際、僕はかなり読書するほうだと思いますが小説は苦手です。と ...
『カラマーゾフの兄弟』ヨブ記とジューチカとペレズヴォン
『カラマーゾフの兄弟』は何種類も邦訳が出ていますが、根強い人気を誇るのが米川正夫が訳した岩波文庫バージョン。
第1版は1928年とのこと。以前から評判は耳にしていましたが、初めて米川訳で読んでみました。
ちなみ ...
ドストエフスキー作品の最難関は『悪霊』
ただでさえ複雑な作品の多いドストエフスキーですが、そのなかでもトップクラスの難しさで知られるのが『悪霊』。
「こういうことが書いてある」と一つの視点からまとめるのは不可能に近いと思われます。信仰をテーマに据えた作品にも見え ...
世界一美しい恋愛小説? ドストエフスキー『白痴』
世界一美しい恋愛小説とも呼ばれる『白痴』。
ドストエフスキー作品のなかでそんなに人気があるほうではなく、本人も失敗作扱いしていた模様。
しかし根強いファンが多い作品でもあります。ドストエフスキーは苦手だけど白痴 ...
クワインの科学哲学をわかりやすく解説【ネオプラグマティズムへ】
クワインといえば、20世紀アメリカを代表する哲学者のひとりにしてネオプラグマティズムの旗手。
しかし日本人からすると馴染みが薄く、なにがどうすごいのかよくわからない人でもあります。
野家啓一『科学哲学への招待』 ...
ムイシュキンはアリョーシャとスメルジャコフに分裂【山城むつみのドストエフスキー論】
山城むつみの『ドストエフスキー』を読了。毎日出版文化賞を受賞した作品で、一時期かなり話題になっていました。
講談社文芸文庫に収められるも価格設定が鬼だったりもしてなかなか手を出す機会がなかったのですが、今回ようやく読みまし ...