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FF7リメイクがキャラとシナリオの良いFF13だった件【FF7R】

2024年7月11日ゲーム

ファイナルファンタジー7リメイク(以下FF7Rと表記)をクリアしました。

PS4世代では上位の和製RPGといってもよいかと思います。1997年当時の人間にとってのFF7みたいな超絶神ゲーではないですが、原作とは異なった色合いの良作に仕上がっています。

原作が99点の神ゲーだとしたら、リメイクは85点ぐらいの良ゲーって感じですかね。

ただしリメイクは分作なので、第1作目となる今回はミッドガル脱出という超序盤で終わってしまう点に注意。とはいえ現時点でプレイするなら、原作のミッドガル脱出までよりも、本作のほうが面白い部分が多いと思います。

ではこのFF7R、どんなゲームか?一言でいえば出来の良いFF13です。

以下、良かったところと悪かったところを見てみましょう。

関連:なぜFF7は神ゲーと評価されるのか【たぶん理由はこの7つ】

FF7リメイクの良かったところ

FF7Rでとくに良かったと思うのは以下の通り。

①世界の明るさ
②台詞まわしの上手さとそれに伴うキャラクターの魅力
③戦闘のおもしろさ
④音楽アレンジのすばらしさ
⑤二週目のハードモードが本番

①世界の明るさ

まず世界の明るさですが、このゲーム、独特の明るいムードがあります。

原作はダークな色調が強めなゲームでした。しかし本作はむしろ明るく、ポジティブで、熱い作品です。

エアリスは途中「わたしはスラムが好き、みんな強く生きてる、それを感じて嬉しくなる」と発言します。これがFF7Rの世界の根っこにあるように感じました。

そのポジティブな空気感にジーンとくる。なにげにここが、本作でもっとも印象に残ったポイントです。

②台詞まわしの上手さとそれに伴うキャラクターの魅力

次に②ですが、まずは台詞回しの上手さ。FF7Rは戦闘中も移動中もキャラクター同士が会話をしまくるのですが、その会話が楽しいです。

そしてその結果として、各キャラが生き生きと躍動しています。原作以上の存在感を与えられているといってもいいでしょう。

どのキャラも魅力的ですが、個人的にはバレットがもっとも株を上げたかなと。主人公クラウドの独特のキャラはもはや芸術。

③戦闘のおもしろさ

戦闘システムも非常におもしろい。FF7Rは謎の中毒性がありますが、戦闘のおもしろさがカギだと思います。アクションとコマンドを組み合わせた独創的なシステム。

システムに慣れるまでは「これ駄作なのでは」と感じたりするかと思いますが、立ち回りを理解しはじめると途端に化けます。

難易度設定を変更できるのもグッド。イージーにすれば原作と同じぐらいの難易度になります。負けても戦闘の直前からリトライできるのもいいですね。

まだ調整が雑な気はしますが、根幹的なシステムは今回で完成したといってもいいんじゃないでしょうか。

④音楽アレンジのすばらしさ

音楽のアレンジも素晴らしい。全盛期の植松伸夫によるBGMが、ゴージャスなアレンジで蘇っています。

植松の音楽が鳴っているだけでFFとしてのアイデンティティが発生するので、ここも近作にはない、FF7Rならではの大きな武器ですね。

⑤二週目のハードモードが本番

このゲーム、クリアするとハードモードが解放されます。ノーマルの時点で相当な歯ごたえだったのでどうなのかと思っていましたが、やってみると相当におもしろい。

装備やマテリアなどすべて引き継げるので、案外なんとかなります。そして十分に揃ったマテリアを戦術的に組み替えていくのが、非常に楽しい。

死にゲーのような中毒感があるので、戦闘を楽しみたい人はハードまでやり込むべき。ここで「FF7Rって神ゲーなのかも」と思い始める人が多いはず。

 

以上、FF7Rでとくに良かったと感じた点でした。

分作にしたのは正解でしょう。原作のシナリオ全部を詰め込もうとしたら、あれもこれも削除でスカスカになってしまいますからね。

 

FF7リメイクのよくなかったところ

FF7Rのよくなかったところは以下の通り。

①一方通行ゲー
②戦闘の細かい部分の調整
③操作性まわりの細かいストレス
④原作序盤の引き伸ばしによるダルさ
⑤改変匂わせの雑さ

①一方通行ゲー

まず一方通行ゲーであること。これが本作が「出来の良いFF13」たる所以です。

行動を制限され、狭いマップをただただ前に進むだけというゲームデザインになっています。

雑魚との戦闘機会も限られ、せっかくの楽しい戦闘が道中ではあまり味わえません。序盤からレベルを上げまくって合法チートみたいな遊び心を満たすことも不可能。RPG的な要素が薄く、アドベンチャーゲームに近づいています。

一方通行のため、アイテムを取り逃すとゲームクリア後まで二度と入手できません。そのため、道中で発生するミニゲームや謎ときが半ば強制的な要素と化します。とても窮屈。

一本道なのは賛成なんです。余計な書き込みを削り、シナリオの描写だけに注力する。だからここまでのクオリティになったと思います。しかしいくらなんでも自由度が低すぎないかと。

理想はFF10の一本道。あれはもっと自由で、ゆとりのあゲームデザインだったはず。FF7-2ではFF13ではなく、FF10タイプの一本道に近づけてほしいですね。

②戦闘の細かい部分の調整

次に戦闘の細かい部分の調整について。戦闘システムそのものは革新的で非常におもしろいのですが、まだ荒削りで極まっていない感はあります。

敵の弱点をつくシステムがマテリアシステムと衝突していたり、防御や回避の性能が弱すぎ(または敵の火力が高すぎ)たり、色々と見直すべき点はありそう。

よくいえばまだ伸びしろがあるということ。質の高い批判意見を参考にして、次作ではさらに神がかった戦闘システムへと洗練させてほしいところです。

③操作性まわりの細かいストレス

次に操作性まわりのストレスについて。細い道を通ったり、はしごを移動したりするときの速度が、絶妙に遅い。ミニゲームのクレーンとかも挙動が絶妙に遅いんですよね。

またイベントシーンでキャラが過剰にゆっくり歩き出すところもストレスフル。ここは演出よりもユーザーの遊びやすさを優先すべきではないでしょうか。

ちょっと遅くなるくらいならまあいいのですが、7Rは過剰に遅いんですよね。

こんな細かくてどうでもいい点に目くじら立てるのかと言われそうですが、こういうのが重なるとゲームに対する印象は大幅に変わるんですよね。こういうとこでポロポロ失点しまくるのはもったいないと感じました。

④原作序盤の引き伸ばしによるダルさ

最初にも言ったようにリメイクは分作で、1作目の今回はミッドガル脱出という超序盤で終わります。原作の7分の1か8分の1ぐらいでしょうか?

原作通りだとあまりにも内容が短くなってしまうので、本作では色々な引き伸ばし戦略が取られています。

脇役の掘り下げとかはよかったのですが、ダンジョンと戦闘がやたらダラダラと長く、非常にテンポの悪い作品になっている点は残念。しかも暗いダンジョンが多いので、ここもFF13感を助長している気がする。

本筋はもっと短くして、その代わりに探索用の街や戦闘用のフリーエリアでボリュームを出したほうがよかったんじゃないかなって思いますね。

⑤改変匂わせの雑さ

このリメイク、実は原作をそのまま再現するのではなく、内容を改変していくプロジェクトになっています。

残念なのは終盤の雑さ。急に別ゲーが始まり、演出はユーザー置いてきぼりのFF13感を強めていきます。しまいにはキングダムハーツじみた超展開となり、謎(というか混乱)を残したまま物語は次回作へと続きます。もうちょっと上手いこと話を展開できなかったものかと。

物語改変の中身についてはまだ判断を下せません。今作はまだ改変を宣言するにとどまっているので。

次作以降おそらく原作ファンやシリーズファンから批判される状況になるとは思いますが(←)、今作はまだ改変が減点対象になることはないと思います。

 

さいごに

以上、FF7リメイクのレビューでした。一方通行が死ぬほど嫌いでなければおすすめできるソフトです。

本作からFFに入門した人はFF7原作もやってみるといいでしょう。PS4でもスイッチでもHDバージョンが配信されています。

リメイク一作目のシナリオはFF7全体の5分の1程度にすぎません。しかもこの作品のストーリーが本領を発揮するのは中盤からです。シナリオ面でいえばリメイクはウォーミングアップでしかないので、話の続きが気になる人はぜひ原作へと進みましょう。

関連:なぜFF7は神ゲーと評価されるのか【たぶん理由はこの7つ】

原作の次はクライシスコア(FF7CC)がおすすめ。FF7の前日談にあたり、これも非常に評価の高いソフトです。リメイクの伏線がより深く理解できるようになります。

7以外のナンバリングでしたら10まで全てオススメですが、まずは10がいいと思います。

関連:ファイナルファンタジーで打線組んでみた【どれが名作なのか?】

オンラインでのマルチプレイに抵抗がないならFF14もおすすめですね。