『英作文基本300選』瞬間英作文のテキストとしても優秀【レビュー】
飯田康夫の『英作文基本300選』(駿台文庫)を終えました。
言わずとしれた大学受験生用の定番テキスト。「英作文は英借文」をモットーに、文法ごとに300個の英文を並べ、学生に暗記を求める参考書です。
リンクなぜ受 ...
【洋書】ベストセラーから古典まで原書で読んでみた【小説編】
英語多読のために僕が洋書を読み始めたのは2009年のこと。それ以来のべ300冊近くを読みました。
有名どころをいくつかピックアップし、感想をまとめておきたいと思います。時代は古典から現代までさまざま。ジャンルはフィクション ...
柄谷行人は対談も面白い『ダイアローグ』【対談相手を紹介】
柄谷行人でおすすめしたい本に、『ダイアローグ』シリーズがあります。柄谷が過去に行った対談を集めた本で、第三文明社から発売されていたもの。
全部で5巻あります(僕がもっているのは第4巻まで)。
僕は作家や学者の対 ...
日本ではポストモダン思想が機能しない 柄谷行人『差異としての場所』
柄谷行人の『差異としての場所』(講談社学術文庫)を読みました。
『隠喩としての建築』と『批評とポストモダン』を合成した本です。残念ながら現在では絶版になっている模様。
リンク僕は『隠喩としての建築』はもっている ...
『存在と時間』の次に読むべきハイデガーの本【おすすめ7冊】
20世紀最大の哲学者といわれるマルティン・ハイデガー。彼の主著といえば『存在と時間』。邦訳が何種類も出ています。
しかしハイデガーという稀代の書き手を『存在と時間』だけで済ませてしまうのはもったいない。彼には面白い作品がほ ...
ロマン主義が退屈を生んだ スヴェンセン『退屈の小さな哲学』
ノルウェーの哲学者ラース・スヴェンセンが書いた『退屈の小さな哲学』(集英社新書)を読みました。
リンク國分功一郎の『暇と退屈の倫理学』でも取り上げられていた本です。僕はそこで興味をもちました。
現在では手に入り ...
ディケンズ『骨董屋』ちくま文庫版は訳が読みにくい
19世紀イギリスの文豪チャールズ・ディケンズの名作『骨董屋』。
ドストエフスキーの『虐げられた者たち』など、本書から影響を受けた作品も多いといいます。
主人公の少女ネルとその祖父のふたりが、悪徳高利貸しのクウィ ...
文章力をつけるための本8選【作文術からレポート構成まで】
「文章を書くのが苦手。書き出すまでに時間がかかるし、書き終えるにはもっと時間がかかる。ましてや数千文字の長文を書くなんて論外」
このような悩みをお持ちの方のために、おすすめの文章術の本を紹介します。
僕も学生時 ...
本を1冊ずつ読むことのデメリット【読書は複数冊の並行読みが基本です】
本を読む時、1冊だけを集中して読む人と、複数冊を同時並行で読み進める人がいますよね。
どっちの読み方が効果的なのでしょうか?
実は、複数冊を同時に読んでいく方法が正解です。
なぜか?1冊だけに絞ると ...
退屈との格闘 サミュエル・ベケット『ゴドーを待ちながら』
20世紀演劇を代表する作品といえば、『ゴドーを待ちながら』。ノーベル文学賞作家サミュエル・ベケットの代表作です。
正直、「批評家が持ち上げているだけの小難しい作品なんだろう」と思っていたのですが、実際に読んでみると、これが ...