なぜヒュームは近代哲学の臨界点なのか【哲学・政治・経済・歴史・宗教を貫く経験論の思想】
デイヴィッド・ヒュームは、たいてい「経験論の哲学者」として紹介され、それで済まされてしまいます。
しかし彼の仕事は、認識論にとどまりません。
政治、経済、歴史といった領域にまで射程を広げ、人間とはどのような存在 ...
なぜライプニッツは千年に一人の天才なのか【モナド・微積分・普遍記号論】
哲学史には多くの天才が登場しますが、その中でもライプニッツは特異な位置を占めています。
哲学者の坂部恵は、どこかで「カントは百年に一人の天才だが、ライプニッツは千年に一人の天才だ」と述べていました。この言葉は、誇張ともいえ ...
なぜショーペンハウアーは哲学史の「異端」であり続けるのか【全体像を解説】
ショーペンハウアーは、哲学史においてしばしば「異端」と呼ばれてきました。
体系を築きながらも大学哲学の主流からは距離を置き、進歩や理性への楽観ではなく、世界の根底にある盲目的な「意志」を見据えた思想家です。
そ ...
中国哲学の入門におすすめの本10冊【古代から現代まで】
日本に多大な影響を与えてきたにもかかわらず、それを知ろうと思うと、案外その手立てが不足している中国哲学。
どうやって入門したらいいのか?
この記事では、僕が読んだことのある本のなかから、中国哲学入門に最適な良書 ...
プラトンを読むならこの本がおすすめ【名作から入門書まで紹介】
20世紀英国を代表する哲学者兼数学者のホワイトヘッドは、「西洋哲学の全体はプラトンへの長い注釈にすぎない」といいました。
長い歴史のなかで色んな哲学が登場したけれども、それらはすべてプラトンのなかに可能性として含まれていた ...
西田幾多郎に入門するならこの本【解説書から伝記まで】
日本の哲学史上、最初にして最強の哲学者、西田幾多郎(1870-1945)。
日本の哲学といえば西洋哲学の本を読んでそれをネタに評論するのがほとんど(それはそれでおもしろいのですが)。
オリジナルの思想はなかなか ...
ヘーゲルの宗教哲学をざっくり解説『宗教哲学講義』
ヘーゲル哲学のコアには実は宗教論があって、それが彼の論理学にも歴史哲学にも社会哲学にも影響を与えています。
ではヘーゲルにとって宗教とはなんだったのでしょうか?
一言でいえば「神が自分自身について知る方法のひと ...
クワインの科学哲学をわかりやすく解説【ネオプラグマティズムへ】
クワインといえば、20世紀アメリカを代表する哲学者のひとりにしてネオプラグマティズムの旗手。
しかし日本人からすると馴染みが薄く、なにがどうすごいのかよくわからない人でもあります。
野家啓一『科学哲学への招待』 ...
ニーチェ入門にはこの6冊がおすすめ【解説書から本人の著作まで】
わかりやすいニーチェ入門書はどれか?
ニーチェ論の名著といえば何がある?
ニーチェ本人の著作はどれが読みやすく入りやすい?『ツァラトゥストラ』を読むならどの訳にするべきか?
以下、順番に解説したいと ...
ドゥルーズの哲学をわかりやすく解説【超越論的経験論へ】
ドゥルーズは20世紀フランスの哲学者。
俗に言うフランス現代思想の例に漏れず、異様に難しい本を書くことで知られます。デリダよりはマシですが、ハイデガーよりは明らかに難しい感じ。
河出文庫にドゥルーズの著作が続々 ...