哲学

コインで賭けるパスカル

ブレーズ・パスカルという名前を聞いて、人が思い浮かべるのは二つの顔ではないでしょうか。

一つは『パンセ』の著者、キリスト教弁証論を展開した思想家としてのパスカル。

もう一つは、フェルマーとの往復書簡を通じて確率 ...

哲学

崖上に立つニーチェの後ろ姿

「神は死んだ」「力への意志」「永劫回帰」

ニーチェの言葉なら、いくつか思い浮かぶという方も多いはずです。

書店に行けば、彼の名を冠した入門書やアフォリズム集が、平積みされ続けています。現代日本でもっとも人気のあ ...

哲学

エピクロスと光

「死ぬのが怖い」

そう感じたことのない人は少ないでしょう。年齢を重ねるにつれて、あるいは身近な人を亡くしたときに、私たちはふとその不安に直面します。

それは古代ギリシャの人々にとっても、同じように切実な問題でし ...

哲学

洞窟の比喩とイデア論

プラトンにとって死は、哲学という営みそのものが向かっていく、いわば究極の目的地として位置づけられていました。

彼の死生観を読み解いていくと、そこには単なる理性的な議論だけでは説明のつかない層が存在することに気づかされます。 ...

哲学

洞窟の比喩とイデア論

「勇気とは何か」

「美とは何か」

こう尋ねられて、すぐに答えられる人はどれくらいいるでしょうか。

私たちは日常的に「これは正しい」「あれは美しい」と迷いなく判断していますが、その判断の根拠を突き詰め ...

哲学

プラトンと理想国家

プラトンは古代ギリシアの哲学者。ソクラテスの弟子にして、今あるかたちの西洋哲学を生み出した最重要人物です。

そして『国家』は、プラトン中期の代表作。現代でも全米トップ10の大学で、必読書の一位にこの本が選ばれています。

哲学

ソクラテス

紀元前399年、アテナイの法廷で一人の老哲学者が死刑を宣告されました。男の名はソクラテス。

彼は「若者を堕落させた罪」「国家の認める神々を信じない罪」という容疑で訴えられ、陪審員たちの投票によって死刑が言い渡されたのです。 ...

哲学

デカルトの似顔絵

「われ思う、ゆえにわれあり」

一度は聞いたことがあるこの言葉、実はデカルトという人物の思想全体からすると、ほんの入り口に過ぎません。

近世哲学の土台を作り、同時にあの座標系(x軸・y軸)を発明した数学者でもある ...

哲学

物思いにふけるネコ

現代ほど退屈が深刻な時代はありません。

動画を見て、SNSを眺め、ゲームをし、音楽を聴く。われわれは一日中刺激に囲まれています。それにもかかわらず、「暇だ」「何をしても面白くない」という感覚はむしろ強まっているのです。

哲学

天国への階段

「死ぬのが怖い」「大切な人との別れが受け入れられない」「そもそも、人は死んだらどうなるの?」

誰もがこのような不安や疑問を抱えていると思います。しかし、死をタブー視する現代社会では、その問いがまともに相手にされるチャンスは ...