『世界の十大小説』モームが選ぶ世界文学ベストテン
サマセット・モームの『世界の十大小説』(岩波文庫)を読みました。
自身も高名な小説家であるモームが、世界の小説からベストテンを選出し論じるという面白い本。
リンクモームが選んだ10冊は以下の通り。
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海外文学ならこれを読んでおけ【おすすめ名作13冊】
海外の小説はどれを読んだらいいのでしょうか?
僕は日本文学よりも世界文学のほうが肌に合うらしく、読んだ冊数も海外作品のほうがずっと多いと思います。たぶん500冊ぐらいは読んでるんじゃないかと。
英語の勉強もかね ...
バフチン『ドストエフスキーの詩学』ポリフォニー小説とは何か
ドストエフスキーが駆使する芸術上の技法には、彼以前には見られなかった革命的な形式が使われている。
こう主張したのはロシアの批評家ミハイル・バフチンでした。
そして彼がドストエフスキーの芸術技法の解明に取り組んだ ...
『罪と罰』ドストエフスキーを英語で読む
ドストエフスキーのCrime and Punishmentを読みました。『罪と罰』の英訳版です。
『罪と罰』を読むのはこれで3回目か4回目。英訳バージョンで読むのは2回目です。
僕がもってるバージョンはRich ...
なぜドスト作品は明るいのか ベルジャーエフ『ドストエフスキーの世界観』
ドストエフスキー論のなかで最強の作品はなんでしょうか?
僕は日本なら森有正の『ドストエーフスキー覚書』(ちくま学芸文庫)、海外ならベルジャーエフの『ドストエフスキーの世界観』だと思ってます。
ベルジャーエフは2 ...
ドストエフスキーの伝記ならグロスマンの『ドストエフスキイ』
加賀乙彦の『小説家が読むドストエフスキー』(集英社新書)を読んでいたら、ドストエフスキーの伝記ならこれがいちばん良いといってグロスマンの『ドストエフスキイ』(筑摩書房)が紹介されていました。
絶版で手に入りにくいのですが、 ...
『魔性の子』はどのタイミングで読むべきか?【十二国記を読む順番】
小野不由美の『魔性の子』(新潮文庫)を読みました。
読むのは7年ぶり。これで3回目です。もっとちびちび読みすすめる予定でしたが、読み始めてみるとやはり引き込まれ、後半の200ページは一気読み。
リンクこの本、十 ...
【洋書】名作ジュラシックパークの続編ロスト・ワールド
マイケル・クライトンのThe Lost World(ロスト・ワールド)を読みました。
あのジュラシックパークの続編です。この2冊は90年代SFの最高傑作ともいわれる名作。
ちなみに著者のマイケル・クライトンはテ ...
『小説家が読むドストエフスキー』小説家兼キリスト教徒ならではの解説
このあいだ読了した『21世紀ドストエフスキーがやってくる』に、亀山郁夫と加賀乙彦の対談が収録されていて、おもしろく読みました。
そのなかで亀山が加賀の『小説家が読むドストエフスキー』(集英社新書)をべた褒めしてたんですよね ...
『白夜』初期ドストエフスキーの隠れた名作
ドストエフスキー初期の隠れた名作『白夜』。ドストエフスキー再読プロジェクトの一環として、光文社古典新訳文庫バージョンを読み返しました。
リンク一種の恋愛小説ですかね。夢想家の青年と、少女の出会いを描いています。基本的にはデ ...