哲学の本

プラトンの酒宴

スピノザの主著といえば『エチカ』。

そして『エチカ』への導入となる重要な本がこの『知性改善論』(岩波文庫)です。

全体で120ページ、本文だけならおよそ80ページの小ぶりな書。

リンク

本書は次の有名 ...

哲学の本

デカルトの似顔絵

哲学には心身問題とよばれる問題があります。心と身体がいかに影響を及ぼし合っているかを考えるのが、その内容。

これはデカルトの思想から意図せずに発生した問題で、その後の哲学者を悩ませ続けました。

なぜ心身問題は発 ...

哲学の本

ライプニッツの似顔絵

ライプニッツといえば最後の万能人と呼ばれ、大天才として知られています。

ライプニッツの業績でいちばん僕たちに馴染み深いのは、数学の微分積分ですかね。あれを発明したのはライプニッツです。

厳密にはニュートンのほう ...

哲学の本

本

柄谷行人の『帝国の構造』(青土社)を読みました。

久々に柄谷行人の頭の良さが炸裂している気がしました。『トランスクリティーク』以降の仕事では、この独特の切れ味があまり見られなかった印象があるんですよね。本作ではそれが復活し ...

哲学の本

瞑想する女性

「東洋哲学に興味が出てきたんだけど、どうやって入門すればいんだろう?」

このような疑問をもつ方には、まずインドと中国と日本の哲学史をざっくり把握してみることをオススメします。

哲学というものは思想家同士の対話で ...

哲学の本

本

講談社文芸文庫はこれまで、柄谷行人の対談集をいくつか出しています。蓮實重彦との全対話と、中上健次との全対話ですね。

今回新たに発売されたのがこの『柄谷行人 浅田彰 全対話』。柄谷行人と浅田彰が行った対談を収録した本です。1 ...

哲学の本

本棚

新書という形態は当たり外れの差が激しくて、実は買うのに勇気がいる本だったりします。

当たれば抜群のコストパフォーマンスを発揮してくれますが、その当たりを引くのがけっこうむずかしい。

それでも哲学系の新書は当たり ...

哲学の本

本と明かり

20世紀を代表する哲学者ハイデガー。彼の思想を理解するのは、実はそこまで難しくありません。

「最難関の哲学者だ」みたいなイメージが流布していますが、そうでもないのです。

カントやヘーゲル、あるいはドゥルーズやデ ...

哲学の本

ソクラテス

岩波ジュニア新書を代表する名作のひとつ『ヨーロッパ思想史』。

著者の岩田靖夫は古代ギリシア哲学を専門とする大物です。彼が10代の学生向けに書き下ろした新書がこの本。

岩波ジュニア新書といえば遅塚忠躬の『フランス ...

哲学の本良書まとめ記事

本と明かり

日本を代表する批評家(哲学者みたいなもの)、柄谷行人のおすすめ本を紹介します。

日本を代表するというよりも、突然変異的な個体と見なしたほうが適切かも。良い意味で日本から浮いた天才です。ちなみに東浩紀の師匠的存在でもあります ...