柄谷行人『哲学の起源』古代ギリシアにおけるアテネvsイオニア【解説】
現代日本を代表する思想家ともいわれる柄谷行人。
実際には現代日本を代表するというより、日本という土地にはぐれメタルのように生息する希少種ないし特殊個体と捉えたほうが適切かもしれません。
その柄谷が語る古代ギリシ ...
神が解説する死後の世界 ニール・ウォルシュ『神へ帰る』
ニール・ドナルド・ウォルシュの「神との対話」シリーズ。
アメリカ人のニールが文字通り、紙面上(本作はパソコンのブラウザ上か?)で神と対話する作品です。
そしてシリーズ最終巻が本書『神へ帰る』。個人的にこれがシリ ...
スピノザ『知性改善論』エチカへの導入
スピノザの主著といえば『エチカ』。
そして『エチカ』への導入となる重要な本がこの『知性改善論』(岩波文庫)です。
全体で120ページ、本文だけならおよそ80ページの小ぶりな書。
リンク本書は次の有名 ...
英語学習本はこれを読んでおけ【おすすめの名著7冊】
英語学習をテーマにした本は山ほど出ています。
僕は英語の勉強そのものだけでなく、英語学習本を読むのも好きですから、書店に行くとついつい色々とチェックしてしまうんですね。
そして実際に色々な英語勉強本を読んできま ...
英語で『聖書』を読む【多読初心者におすすめの洋書】
世界一売れた本といえばなんでしょうか?
答えは聖書です。ユダヤ教やキリスト教の聖典ですね。日本でもホテルに泊まるとよく部屋の机とかに置いてあります。
そして聖書には、もちろん英語訳バージョンがあります。色んなバ ...
デカルトの心身問題の解決法【スピノザとライプニッツの場合】
哲学には心身問題とよばれる問題があります。心と身体がいかに影響を及ぼし合っているかを考えるのが、その内容。
これはデカルトの思想から意図せずに発生した問題で、その後の哲学者を悩ませ続けました。
なぜ心身問題は発 ...
ドストエフスキーの伝記ならグロスマンの『ドストエフスキイ』
加賀乙彦の『小説家が読むドストエフスキー』(集英社新書)を読んでいたら、ドストエフスキーの伝記ならこれがいちばん良いといってグロスマンの『ドストエフスキイ』(筑摩書房)が紹介されていました。
絶版で手に入りにくいのですが、 ...
ライプニッツの哲学をわかりやすく解説【スピノザとの対比で理解】
ライプニッツといえば最後の万能人と呼ばれ、大天才として知られています。
ライプニッツの業績でいちばん僕たちに馴染み深いのは、数学の微分積分ですかね。あれを発明したのはライプニッツです。
厳密にはニュートンのほう ...
フロイト『モーセと一神教』ユダヤ教の起源はエジプトか?
精神分析の創始者といえばフロイト。
彼がユダヤ教という宗教の起源について語った『モーセと一神教』という名著(迷著)があります。
長いこと積ん読してありましたが、読んでみたらこれが面白い。説得力があるかは微妙なと ...
翻訳の勉強におすすめの本4選【翻訳術からトライアル攻略まで】
学校英語をやみくもに頑張るだけでは、翻訳者にはなれません。
翻訳は、学校でやらされる「英文和訳」や「和文英訳」とはまったく異なるスキルを要求されるからです。
それはどのようなスキルなのか?どうやったら習得できる ...