ドストエフスキーの伝記ならグロスマンの『ドストエフスキイ』
加賀乙彦の『小説家が読むドストエフスキー』(集英社新書)を読んでいたら、ドストエフスキーの伝記ならこれがいちばん良いといってグロスマンの『ドストエフスキイ』(筑摩書房)が紹介されていました。
絶版で手に入りにくいのですが、 ...
ライプニッツの哲学をわかりやすく解説【スピノザとの対比で理解】
ライプニッツといえば最後の万能人と呼ばれ、大天才として知られています。
ライプニッツの業績でいちばん僕たちに馴染み深いのは、数学の微分積分ですかね。あれを発明したのはライプニッツです。
厳密にはニュートンのほう ...
フロイト『モーセと一神教』ユダヤ教の起源はエジプトか?
精神分析の創始者といえばフロイト。
彼がユダヤ教という宗教の起源について語った『モーセと一神教』という名著(迷著)があります。
長いこと積ん読してありましたが、読んでみたらこれが面白い。説得力があるかは微妙なと ...
翻訳の勉強におすすめの本4選【翻訳術からトライアル攻略まで】
学校英語をやみくもに頑張るだけでは、翻訳者にはなれません。
翻訳は、学校でやらされる「英文和訳」や「和文英訳」とはまったく異なるスキルを要求されるからです。
それはどのようなスキルなのか?どうやったら習得できる ...
洋書をどんどん読める読解力のつけ方【英語精読のおすすめ参考書】
洋書を読んでいくには、高校レベルの英文法と豊富な語彙力が必要になります。
しかしそれだけだと、次のような悩みが発生するかもしれません。
「たしかに簡単な洋書なら読めるようになってきたけど、ちょっと難しいのになる ...
『魔性の子』はどのタイミングで読むべきか?【十二国記を読む順番】
小野不由美の『魔性の子』(新潮文庫)を読みました。
読むのは7年ぶり。これで3回目です。もっとちびちび読みすすめる予定でしたが、読み始めてみるとやはり引き込まれ、後半の200ページは一気読み。
リンクこの本、十 ...
翻訳者を目指すなら翻訳学校よりもアメリアがおすすめな理由【経験談】
「翻訳の仕事をしてみたいけど、なにから手をつければいいんだろう?翻訳学校に通う余裕もないし、できれば自分一人で精進していきたい」
このような人には、まずアメリアへの登録をおすすめします。
アメリアはフェローアカ ...
マルクスのヘーゲル批判をやり直す 柄谷行人『帝国の構造』【解説】
柄谷行人の『帝国の構造』(青土社)を読みました。
久々に柄谷行人の頭の良さが炸裂している気がしました。『トランスクリティーク』以降の仕事では、この独特の切れ味があまり見られなかった印象があるんですよね。本作ではそれが復活し ...
セドナメソッドが効果抜群だった件【初心者向け瞑想テクニック】
ヘイル・ドゥオスキンの『人生を変える一番シンプルな方法セドナメソッド』という世界的名著があります。
一言で内容をいうと、瞑想の技術を教えてくれる本です。今現在の感情を認識し、それを許す。すると精神が解放され、行動に踏み切る ...
Sekiroはダクソより難しいのか?【セキロはガン盾QTEゲー】
フロム・ソフトウェアの戦国死にゲーSekiro(以下セキロ)をクリアしたので、レビューしておきます。
リンクこのソフトはその難しさで有名です。実際のところ、セキロは難しいのか?
結論からいえば、非常に難しいです ...