難しすぎる哲学書で打線を組んでみた【難解すぎて意味不明】
難しすぎる哲学書で打線を組んでみました。僕が読んだことのある本だけが候補です。
ついでに言っておくと、ハイデガーの『存在と時間』は入っていません。つまり、スタメンに抜擢されている哲学書はすべてハイデガーより難しいと考えてオ ...
洋書でベストセラーを読んでみた【ノンフィクション編】
今までに読んだ洋書のうち、いくつかの感想をまとめておきたいと思います。
この記事はフィクション編に続くノンフィクション編。
フィクション編の記事はこちら↓
エリン・メイヤー『異文化理解力』 おすすめ度9 ...長谷川宏の丸山批判『丸山眞男をどう読むか』【書評】
長谷川宏の『丸山眞男をどう読むか』(講談社現代新書)を読みました。
長谷川宏はヘーゲルの翻訳で有名な人ですね。この本は手に入りにくくなっていますが、このあいだ古本屋でたまたまゲットしました。
本書を読むと長谷川 ...
インド仏教の空と日本仏教の無は何が違う?『空の思想史』
立川武蔵『空の思想史』(講談社学術文庫)。けっこう長いこと積読状態にありましたが、ようやく読了。
仏教の「空」の概念を中心に据えて、インド、中国、チベット、日本の東洋思想を概観する本です。
大まかな流れをつかむ ...
【洋書】ベストセラーから古典まで原書で読んでみた【小説編】
英語多読のために僕が洋書を読み始めたのは2009年のこと。それ以来のべ300冊近くを読みました。
有名どころをいくつかピックアップし、感想をまとめておきたいと思います。時代は古典から現代までさまざま。ジャンルはフィクション ...
柄谷行人は対談も面白い『ダイアローグ』【対談相手を紹介】
柄谷行人でおすすめしたい本に、『ダイアローグ』シリーズがあります。柄谷が過去に行った対談を集めた本で、第三文明社から発売されていたもの。
全部で5巻あります(僕がもっているのは第4巻まで)。
僕は作家や学者の対 ...
日本ではポストモダン思想が機能しない 柄谷行人『差異としての場所』
柄谷行人の『差異としての場所』(講談社学術文庫)を読みました。
『隠喩としての建築』と『批評とポストモダン』を合成した本です。残念ながら現在では絶版になっている模様。
リンク僕は『隠喩としての建築』はもっている ...
『存在と時間』の次に読むべきハイデガーの本【おすすめ7冊】
20世紀最大の哲学者といわれるマルティン・ハイデガー。
そして彼の主著といえば『存在と時間』。邦訳が何種類も出ています。
しかし『存在と時間』を読んだだけでハイデガーを済ませてしまうのはもったいない。彼には面白 ...
ロマン主義が退屈を生んだ スヴェンセン『退屈の小さな哲学』
ノルウェーの哲学者ラース・スヴェンセンが書いた『退屈の小さな哲学』(集英社新書)を読みました。
リンク國分功一郎の『暇と退屈の倫理学』でも取り上げられていた本です。僕はそこで興味をもちました。
現在では手に入り ...
ディケンズ『骨董屋』ちくま文庫版は訳が読みにくい
19世紀イギリスの文豪チャールズ・ディケンズの名作『骨董屋』。
ドストエフスキーの『虐げられた者たち』など、本書から影響を受けた作品も多いといいます。
主人公の少女ネルとその祖父のふたりが、悪徳高利貸しのクウィ ...