なぜ人生は苦しみに満ちているのか?ウォルシュ『神との対話』
ニール・ドナルド・ウォルシュの『神との対話』。
ニールが神と対話した内容を記録したベストセラーです。
1992年、人生に挫折したニールが、神に向かって抗議の文章を書くと、それに対して神から返答がありました。具体 ...
哲学史の名著はこれ【入門者~中級者におすすめ10冊】
哲学の入門者には、最初に哲学史の本を読むことをおすすめします。
まず全体の流れを見渡して、それから個別の分野に入っていく。そうすると理解がスムーズになる。どの分野の勉強でもよくこう言われますよね。
哲学でもそれ ...
なぜドスト作品は明るいのか ベルジャーエフ『ドストエフスキーの世界観』
ドストエフスキー論のなかで最強の作品はなんでしょうか?
僕は日本なら森有正の『ドストエーフスキー覚書』(ちくま学芸文庫)、海外ならベルジャーエフの『ドストエフスキーの世界観』だと思ってます。
ベルジャーエフは2 ...
ヒュームを読むならこれがおすすめ『自然宗教をめぐる対話』
バートランド・ラッセルいわく、ヒュームは哲学におけるひとつのデッドエンド(到達点・行き止まり)ということです。
ロックやバークリーの経験論を行き着くところまで行き着かせ、それを内側から爆破してしまった思想家。その極端な懐疑 ...
ちくま新書ならこれを読んでおけ【おすすめ名著10冊】
今日ではあらゆる出版社が新書を出しています。下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるみたいなノリになっているといってもいいほどです。
全体的なクオリティの低下が懸念されていますが、信頼できるエース格もいくつか存在します。そのエース級の一 ...
岩波新書ならこれを読んでおけ【おすすめ名著15選】
日本ではどこの本屋に行っても新書が置いてあります。
この新書という形態。これを始めたのは岩波新書でした。1938年のことです。
以来、岩波新書は数多くの名著を世に放ってきました。
この記事では無数の ...
スピノザ入門にはこの本 上野修『スピノザの世界』
17世紀を代表する哲学者のひとりスピノザ。
存在するすべてが神であるとする汎神論で有名な、オランダの思想家です。
そこまでメジャーな哲学者ではないため、彼の哲学をわかりやすく紹介した本は少ないのが実情。 ...
柄谷行人『哲学の起源』古代ギリシアにおけるアテネvsイオニア【解説】
現代日本を代表する思想家ともいわれる柄谷行人。
実際には現代日本を代表するというより、日本という土地にはぐれメタルのように生息する希少種ないし特殊個体と捉えたほうが適切かもしれません。
その柄谷が語る古代ギリシ ...
神が解説する死後の世界 ニール・ウォルシュ『神へ帰る』
ニール・ドナルド・ウォルシュの「神との対話」シリーズ。
アメリカ人のニールが文字通り、紙面上(本作はパソコンのブラウザ上か?)で神と対話する作品です。
そしてシリーズ最終巻が本書『神へ帰る』。個人的にこれがシリ ...
スピノザ『知性改善論』エチカへの導入
スピノザの主著といえば『エチカ』。
そして『エチカ』への導入となる重要な本がこの『知性改善論』(岩波文庫)です。
全体で120ページ、本文だけならおよそ80ページの小ぶりな書。
リンク本書は次の有名 ...