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【英語の多読】洋書は1日何ページ読めばいい?【やり方】

2024年7月8日洋書

英語の上達には多読が効果的。達人や上級者は口を揃えてこういいますよね。

でも多読って具体的にはどのくらいの量なのでしょうか?

英語の達人として知られる斎藤兆史は、語学関連のプロを目指すなら1日30ページを、別にプロを目指してはいないけれど英語の実力を伸ばしたいという社会人や学生なら1日10ページを読めと言っています。

これが目標です。

語学の達人いわく…

最低でも1日10ページ、できれば20~30ページ。語学の達人や上級者はだいたいこのぐらいのページ数を挙げます。

たとえば英語の名人、斎藤兆史の名著『英語達人塾』には次のように書いてあります。

・英語で飯を食っていきたいのなら1日平均40から50ページ、最低でも30ページ
・単に英語力を伸ばしたいだけの社会人なら1日平均10ページ

ですから一般の社会人や学生の方であれば1日10ページを、プロ志望であれば1日30ページをまずは目指しましょう。

多読の具体的な方法は?

ちなみに僕も毎日30ページくらい洋書を読んでいます。

これを継続するコツは、複数の本を平行して読んでいくこと。

僕の場合、3冊の洋書を平行して読み進めます。朝に10ページ、昼に別の本を10ページ、夜にはまた別の本を10ページというように。

こうやって分散させて本を読むとあまり疲れません。1冊の本をぶっ通しで30ページ読めと言われたら、しんどくて続けられないでしょうね。

よほど集中力に恵まれた人以外は、複数の本を平行して読み進めるクセをつけるのがよいでしょう。

辞書は使っちゃダメ

斎藤兆史の『英語達人塾』には他にも有益な情報が散りばめられています。

たとえば辞書を使うなというアドバイス。これも非常に重要です。

辞書を使わずにどうやって読むのか?

その答えは、辞書を使わずに読める本を選ぶということです。

さっと目を通して内容が8割から9割は理解できる本を選びましょう。

逆に言うと、語彙力がまったくない状態で多読をするのは厳しい。その場合、まずはある程度の語彙力をつけてください。

英字新聞もダメ

それから英字新聞を読むなというアドバイスも有益です。なぜなら新聞は文章に独特のクセがあり、とても読みづらいから。

新聞というのは限られたスペースでなるべく多くの情報を伝えようと苦心しています。その結果、語法や文体が独特のものになり、慣れるまでは理解しづらいのです。

よく多読のために英字新聞を購読するひとがいますが、新聞を頼るのは最低でも中級者ラインを突破してからにするのが賢明でしょう。

精読はしなくていいの?

「多読ばかりしていたら読み方が雑になりそう。精読のほうが重要なのでは?」

こういう疑問をもつ人もいるかもしれません。たしかに精読も需要です。多読と精読、どっちもやりましょう。

ただしここで重要なのは、精読は時間をかけなくていいということ。精読と多読の割合は1対10くらいで構いません。

精読だけしていてもなかなか実力は伸びません。やはり語学は量をこなしてなんぼですからね。あくまでも多読がメインです。

精読の教材はなんでもいいですが、おすすめは『英文解釈教室』。

伝説の受験参考書です。ものすごい難易度の悪文(?)ばかりが掲載されていて、いい訓練になります。

受験生がこれをやって意味があるのかという感じですが、精読のテキストとしては非常に有益。

これを1日15分くらい解くだけで精読は十分です。

残りの時間はすべて多読に回しましょう。

まとめ

・プロを目指すなら1日最低でも30ページ
・学生や社会人なら1日10ページ
・辞書を使ってはいけない
・英字新聞は読まなくていい
・精読は多読の10分の1程度の時間を割けば十分