洋書を250冊読んだ僕がおすすめする名作8選【初心者編】

2021年9月30日

ぼくが洋書を読みはじめたのは2009年の夏でした。

それから今までに読んだ洋書は250冊くらい。ジャンルは小説、伝記、哲学、経済、政治、自己啓発書などさまざまです。

この記事では、洋書を読みはじめた過去の自分にアドバイスするつもりで、初心者むけの良書を紹介します。

なにを読んだらいいのかいちばんわかりづらいのが実は初級レベルなんですよね。参考にしてみてください。

なお中級編と上級編の記事が気になる方はこちらからどうぞ↓

The Chronicles of Narnia(ナルニア国物語)

 

まずはこれ。C.Sルイスの伝説的ファンタジー、ナルニアシリーズです。映画にもなっていますね。

ぜんぶで7巻あります。1巻あたりの分量は200ページ前後。区切りをつけやすく、挫折しづらいところがポイント。これがもし1400ページの1冊にまとまっていたら、ほぼ確実に挫折しますからね。

文章はとても平易。ルイスの盟友トールキンの「指輪物語」シリーズが激ムズなのとは対照的です。

ハリーポッターよりもずっとやさしい文章です。いきなりハリポタに挑戦するひとは少なくないですが、やめておいたほうがいいと思う。まずはナルニアから読みましょう。

世界文学史に残る古典なので、英語学習という文脈を抜きにしても、読む価値がありますよ。

アマゾンのAudibleにオーディオブック版もあります。上手く活用すればリスニングの学習にもなり、耳から英語のインプットを増やすことができますよ。

 

Holy Bible(聖書)

 

次はこれ。世界最大のベストセラー、聖書です。

旧約聖書と新約聖書がセットになっています。ページ数は1,000ページを超えます。電話帳(死語?)のような厚さです。

これの現代英語訳を読みます。かならず現代口語訳で読んでください。同じ英語バージョンでも、17世紀とかの訳(キング・ジェームズ版みたいなやつ)で読むとむずかしいです。

現代英語訳であれば、文章はめちゃくちゃ読みやすい。中学生でも読めそうな文章です。

そしてこのボリューム。多読におすすめのテキストたるゆえんです。

しかも世界的な教養が身につき、一石二鳥。

読みづらい話は飛ばしてください。最初からぜんぶ読み通そうとするとほぼ確実に挫折します。

まずは旧約の創世記やヨブ記、それから新約の福音書を読むことをおすすめします。

 

Three Sisters(三人姉妹)

19世紀ロシアの作家チェーホフの英訳をおすすめします。原文は当然ロシア語なのですが、その英訳がすこぶる読みやすい。

チェーホフは「中学生の語彙だけで書かれている」と言われるほどシンプルな文体が特徴なんですね。それを英訳したものですから、やはり読みやすいです。明らかに現代英語圏の作家よりも読みやすい。

チェーホフは小説もありますが、まずはとっつきやすい戯曲から読むのがおすすめ。会話文だけですいすい話が進みますし、分量が短いので挫折の危険性も低いです。『三人姉妹』や『かもめ』あたりから読み始めればいいかと。

ちなみにロシア文学ならツルゲーネフの英訳も読みやすいです。

 

How to Stop Worrying and Start Living(道は開ける)

 

デール・カーネギーの伝説的名著。自己啓発書の王といっていいかもしれません。

『人を動かす』の姉妹編でもあります。僕は『人を動かす』よりもこっちのほうが好きですね。

人生の苦難に直面したとき、偉人たちがいかにしてそれを乗り越えていったか(あるいは打ち負かされていったか)が、豊富なエピソードとともに語られます。

文章は読みやすい。英語圏の本は、小説よりも自己啓発書やビジネス書のほうが文章がやさしいのです。

なんども読み返すにたる本なので、コスパも最高。ぼくはもう4回か5回はこの本を読んでいます。別に意識が高いわけじゃなくて、単に読んでて面白いだけです。

興味のあるひとは『人を動かす』のほうも原書で挑戦してみるとよいでしょう。

これもアマゾンのAudibleにオーディオブック版があります。

 

Feeling Good(いやな気分よさようなら)

 

アメリカの精神医学者が書いた、認知行動療法の本です。認知行動療法を世界的に普及させた伝説的なテキスト。

語りはフランクで読みやすい。医学的な専門用語は飛ばし読みしてください。いちいち意味を調べるのは挫折の元です。

後半の薬学に関するパートは(よほど薬に興味があるのでない限り)読まなくてもオーケーです。

書かれている内容が有益なのは言うまでもなし。精神疾患を抱えている方ならもちろん、そうじゃなくても役に立ちます。

・心のバランスをどうコントロールするか
・悪い習慣からどう抜け出すか
・人との言い合いを解決するにはどうしたらいいか

このような、だれが読んでも有益なアドバイスが満載だからです。これまた、なんどもなんども読み返すにたる本です。

意外なことに、これもアマゾンのAudibleにオーディオブック版があります。

 

The Sedona Method(セドナメソッド)

 

いわゆるマインドフルネス(瞑想)に通じる本。世界中の経営者に愛読されていることで有名です。

精神をコントロールするための瞑想の技法が具体的に語られていきます。

序盤の導入部分がだらだらと長ったらしいきらいはあるので、いきなり実践的なテクニックの部分から読み始めてしまうのがベストかも。

これはほんとうに即効性がありますよ。僕は歯医者に行くときなど極端に緊張する場面でセドナメソッドを使っています。

文章がやさしく、分量もけっこうある点がポイント。多読用のテキストに向いています。

やはりなんども読み返すにたる内容なので、コスパも最高。

 

Principles of Economics(入門経済学)

 

アメリカの経済学者グレゴリー・マンキューによる世界的なベストセラー。経済学の教科書です。

経済学、しかもその教科書というといかにもつまらなそうですが、マンキューは別格。内容がわかりやすく、しかもおもしろい。

おそらく日本人が書いたいかなる経済学のテキストよりもわかりやすく、そしておもしろいと思います。

文章もめちゃくちゃ平易です。先ほども言いましたが、英語圏の読み物は小説よりもこういう本のほうが文章的にはやさしいんです。

分量が多いのもグッド。多読の目的である「量を稼ぐ」というハードルをクリアできるからですね。

経済学のセンスや常識まで身について一石二鳥です。

 

Harry Potter(ハリーポッター)

 

最後はこれ。現代を代表するファンタジーですね。

映画だけ見たことあるという人が多いかもしれません。しかしこの作品の真価は原作にこそあります。

これは本当におもしろいですよ。とくに4巻までが。まちがいなく後世にまで残る作品。

ぜんぶで7巻あります。注目すべきは、第1巻から第7巻に向けて少しずつ文章の難易度も上がっていく構成になっているところ。

登場する単語も少しずつ多く、そして難しくなっていきます。最終巻にあたる7巻などはそこそこの難易度(しかも4巻以降はボリュームも半端ない)。

したがって、初心者レベルと中級者レベルをつなぐのにちょうどいい本なのです。

作中人物の成長と並行して、読者のリーディング能力も伸びていく。最終巻を読み切るころには、中級者レベルの洋書を読めるようになっています。

もちろんアマゾンのAudibleにオーディオブック版もあります。

 

オーディオブックも活用しよう

洋書を読むときは、オーディオブックを活用すると効果がブーストします。

・音声を聞きながら文章を読んでいく
・好きな本を音声でもう一度読む(というか聞く)

以上のどちらかの使い方がおすすめ。手軽にインプットを増やすことができます。

アマゾンのオーディブルなら最初の一冊が無料で入手できます。

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まだ登録していない人はお試しあれ。

 

以上、初心者向けの洋書を紹介しました。