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洋書をどんどん読める読解力のつけ方【英語精読のおすすめ参考書】

2023年11月20日

洋書を読んでいくには、高校レベルの英文法と豊富な語彙力が必要になります。

しかしそれだけだと、次のような悩みが発生するかもしれません。

「たしかに簡単な洋書なら読めるようになってきたけど、ちょっと難しいのになるともうお手上げ。どうやったらこの壁を突破できるんだろう?」

こうした悩みをもつ人には、精読トレーニングをおすすめします。

難しい文章を、ゆっくり、丁寧に、構文を完璧に理解しながら読んでいく。これを精読トレーニングといいます。

半年から1年ぐらいこの精読トレーニングに取り組むと、読解力が格段にアップします。

 

僕が精読トレーニングに取り組んだのは2013年のこと。

洋書の多読をはじめたのは2009年ですが、精読トレーニングをした後から、英文を読むのが一気に楽になった覚えがありますね。

現在のように興味のある洋書をなんでもかんでも読めるようになったのは、あの精読トレーニングによるところが大きいと思います。

この記事では、僕が精読トレーニングで使った超おすすめ参考書を2冊紹介します。

 

ただやはり、洋書を読んでいくには、まず基礎として、高校レベルの英文法と豊富な語彙力が必要です。語彙はできれば最低でも英検1級レベルを目指したいですね。

精読で読解力をブーストさせるのは、その次の段階になります。

文法と英単語に自信のない方は、以下の記事を参考にして、まず基礎固めをしてみてください。

精読トレーニングに使える参考書はこの2冊

それでは精読トレーニング用のテキストを紹介します。

たくさんのテキストに手を出す必要はありません。クオリティの高い本をじっくり学習することが近道です。

ここでは僕が使った2冊を紹介します。はっきり言ってこれだけで十分です。

 

伊藤和夫『英文解釈教室』

まずは伊藤和夫の『英文解釈教室』。知る人ぞ知る、伝説の受験参考書です。

悪文じゃないかと思えるような高難易度の英文が次々と引っ張り出され、読者はその読解を求められます。上級者を育成するための本。

 

これを受験生におすすめすることは絶対にありませんね。たぶん英語嫌いが増えるだけです。

しかし、洋書を読む読解力をつけたいと念じている英語学習者にとっては、魔法のようなアイテムになります。これに取り組むことを推奨します。

 

僕がこの本に取り組んだのは2013年のこと。1日2ページから4ページくらいのペースでゆっくりゆっくり進めました。最終的には2周しましたね。

正直、これをこなすのはむちゃくちゃキツいです。相当しんどいと思います。短文ばかりなのが救いですけどね。

1日2ページのペースでも半年あれば1周できるので、ほんとこのくらいのペースでのんびりやることをおすすめします。そうすれば心も折れにくいでしょう。

 

一度レベルを上げてしまえば、あとは娯楽感覚で多読ができるようになり、英語力の維持もレベル上げも簡単になります。

ここが踏ん張りどころですので、地道に挑戦してください。

 

越前敏弥『日本人なら必ず誤訳する英文』

精読トレーニングには『英文解釈教室』が鉄板ですが、その次に取り組むべきテキストがこの『日本人なら必ず誤訳する英文』。

著者は有名な翻訳者。ダ・ヴィンチ・コードとかを訳した人です。そして、『英文解釈教室』を書いたあの伊藤和夫の教え子だったそうです。

『英文解釈教室』は上級者を育成するための参考書でしたが、こちらは上級者を超上級者にするための本です。

このテキストが教えてくれる読解のコツのようなものは、本当に役立ちますよ。とくに「否定」の章。実際に洋書を読んでいくと、本書で教わった難解表現がなんどもなんども出てきます。

 

正直この『日本人なら必ず誤訳する英文』も読み進めていくのはかなりキツくて、『英文解釈教室』で相当なレベルに達した学習者でも苦労すると思います。

ただ、これに取り組むころにはすでに相当な読解力が育っていますから、『英文解釈教室』に取り組んだときのような異常なストレスは感じないはずです。

読み物としても面白いので、精読トレーニングの一環としてぜひ取り組んでほしいですね。

関連:英語に自信のある人を打ち砕く良書『日本人なら必ず誤訳する英文』【書評】

 

まとめ

以上、精読トレーニングにおすすめの参考書を2冊紹介しました。

・伊藤和夫『英文解釈教室』
・越前敏弥『日本人なら必ず誤訳する英文』

この2冊だけで相当なレベルに行けます。

はっきり言って精読トレーニングはきついです。相当な確率で心を折られるかと。

しかしこの段階を超えると洋書の多読が完全な娯楽と化し、英語力維持も英語力アップも簡単になります。

英語学習

Posted by chaco