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外国語の学習は力の維持が一番大変【多言語学習の罠】

2023年11月19日

僕がそこそこ使える外国語は英語だけです。

初歩的なレベルなら大学で学習したドイツ語と、数年前に趣味でかじってみた中国語も使えますが、実用的な水準にはとうてい達していません。

中国語もできるようになりたいとか、英語のほかにも外国語が使えたら生き方の幅が広がるなとか、たまに思うのですが、本格的に第3外国語の学習を始めることなく終わってしまいます。

やっぱり躊躇してしまう。なぜか?

新たな外国語を勉強するときに何が重しになるかというと、外国語力の維持なんですよね。

 

外国語の習得と習得した外国語力の維持は別物

新しい文法や単語を覚えていくことは、実はそれほど難しくないのです。英語の学習を通じて、外国語学習のコツはわかっていますから。

また一番大変なのは最初の外国語で、第2外国語、第3外国語と進むにつれて学習の難易度が下がっていくことも脳科学的な事実です。

しかし、学習した内容を忘れないように維持していくことは非常にむずかしい。人間は忘れる生き物ですから、外国語を一度マスターしても、使わなければどんどん忘れていくんですよね。

日本語なら忘れることはありません。日常的に絶えず日本語を使っていますから。

しかし外国語の場合、使用する機会は限られます。仕事で使う場合でさえ、インプットとアウトプットの総量はたかが知れているでしょう。

例外があるとすればその言葉が話されている国に住むことですね。そうでもしない限り、一度身につけた外国語のメンテナンスだけで忙殺されることになります。

単語、リーディング、リスニング、スピーキングと、それぞれの能力を一定のレベルにたもつには、かなりの努力が要求されますから。

しかも2つ、3つ、4つとマスターした外国語の数が増えれば増えるほど、メンテナンスは大変になっていきます。

 

僕の場合、英語なら趣味で洋書を読み英語の動画を見ているだけで自然とメンテナンスできます。意識して復習する必要はありません。

しかし中国語などの第3外国語を習得した場合、それをメンテナンスすることの苦労は相当なレベルに達してしまうと思うんですね。

これが多言語学習に躊躇してしまう最大の理由です。

 

外国語を習得するのなら、なるべく日常的に使う機会のある言語を選ぶべきですね。日常的に使っていれば、別個にメンテナンスの努力をする必要もなくなりますから。

新しい言語を学習する前には、習得の苦労だけでなく、習得したあとのメンテナンスまで計算しておいたほうがいいですよ。

英語学習

Posted by chaco