哲学の本

イギリス

私たちは、見て、聞いて、触れることで世界を知っていく。

こうした「常識的」な感覚は、西洋哲学においては決して当たり前の前提ではありませんでした。プラトン以来の哲学の主流は、むしろ数学をモデルにして、理性のはたらきだけで世界 ...

文学の本

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シェイクスピアの『ハムレット』ほど、その作品の意味を問い続けられてきた作品はありません。

優柔不断な王子、悩める知識人、近代的自我の象徴などなど、私たちが思い浮かべるハムレット像は、実はシェイクスピアのテクストそのものとい ...

哲学の本

ヒュームの似顔絵

デイヴィッド・ヒュームは、たいてい「経験論の哲学者」として紹介され、それで済まされてしまいます。

しかし彼の仕事は、認識論にとどまりません。

政治、経済、歴史といった領域にまで射程を広げ、人間とはどのような存在 ...

哲学の本

ライプニッツの似顔絵

哲学史には多くの天才が登場しますが、その中でもライプニッツは特異な位置を占めています。

哲学者の坂部恵は、どこかで「カントは百年に一人の天才だが、ライプニッツは千年に一人の天才だ」と述べていました。この言葉は、誇張ともいえ ...

哲学の本

ショーペンハウアーの似顔絵

ショーペンハウアーは、哲学史においてしばしば「異端」と呼ばれてきました。

体系を築きながらも大学哲学の主流からは距離を置き、進歩や理性への楽観ではなく、世界の根底にある盲目的な「意志」を見据えた思想家です。

そ ...

文学の本

小鳥と黒猫

日本語の詩は、なぜ「わかりにくい」と感じられるのでしょうか。

意味が曖昧で、何を言っているのか掴みにくい——そう思った経験のある人は少なくないはずです。

しかし、そのわかりにくさは、表現の欠陥ではなく、日本語と ...

歴史の本

日本列島

私たちが学校で学んできた日本史像は、実はきわめて限定された視点に基づいていた。この事実を、最も鮮烈なかたちで突きつけた歴史学者が網野善彦でした。

海や川、山を生業の場とした人びと、国家や領主の支配から自由な空間、そして後醍 ...

読書

読書する猫

2025年に読んだ本は約120冊。

今年は賃貸不動産経営管理士の試験を受けたこともあり、夏場はあまり本が読めませんでしたが、それにしてはけっこうな冊数いってました。

傾向としては「日本」への比重を増やしたことが ...

歴史の本

ローマ帝国におけるキリストの誕生

文明はなぜ衰退し、やがて崩壊するのか。

この根源的な問いに、二百年以上前、圧倒的な知性と文章力で挑んだのがエドワード・ギボンでした。

彼の『ローマ帝国衰亡史』は、古代ローマの没落を描いた歴史書であると同時に、国 ...

歴史の本

パンデミックと世界地図

ウィリアム・マクニールは、20世紀を代表する歴史家のひとり。

日本でも彼の著作は多数文庫化されています。とくに有名なのは『世界史』ですが、実はあれは難しくて読みにくいです。

むしろ最初におすすめなのは、同じく中 ...