ドラクエはどれからプレイするべき?【独断のランキングベスト10】

2022年7月7日まとめ記事, ゲーム

脚本家の堀井雄二、音楽家のすぎやまこういち、漫画家の鳥山明。

すでに各界でブイブイ言わせていたこの3名が集結し、1986年、ファミコン向けに「ドラゴンクエスト」を発売しました。

海外のRPGをお手本にしつつ、それを日本人の感性に合わせてチューニング。こうして制作した独自の世界観とシステムが功を奏し、ドラクエは日本で圧倒的なブランドへと成長します。

これが現代日本の文化に与えた影響は計り知れません。ドラクエがなければファイナルファンタジーもなく、ポケモンもなかった。スマホでRPG的な基本無料ゲーをぽちぽちすることもなかった。

では、ドラクエシリーズではどれがとくに面白い名作なのでしょうか?この記事ではそれを語ろうと思います。

僕はドラクエのナンバリングはオンラインの10以外すべてプレイ済み。以下、独断でランキングにしてみました。

ちなみにFF版の記事はこっち。

第10位 ドラゴンクエスト1

ドラクエシリーズの1から3までは「ロトシリーズ」と呼ばれます。本作はその第一作め。

味方キャラは存在せず戦闘はつねに1対1(ラリホー食らった瞬間に終わる)。ルーラは拠点のラダトーム城に戻る機能しかない。袋がないから持ち物制限がシビア。

これだけ聞くとただのクソゲーに思えるかも。しかし実際は今やっても面白いから驚きます。僕は2022年にPS4でスマホ版の移植をプレイしたのですが、ふつうに面白かったですよ(ただし移植のクオリティは最悪で、戦闘直後やフィールド上での呪文使用後などに0.2秒のロードが入りカクカクします)。

レベリングと探索だけでこれだけ面白くなるのかと。むしろ昨今のRPG(ドラクエ11含む)がなくしてしまった長所が光りさえします。

 

第9位 ドラゴンクエスト2 悪霊の神々

ロトシリーズの2作目。本作からパーティに味方キャラがいます。ただしキャラの深堀りなどはなく、キャラ立ちはほぼ皆無。

1と比べてワールドマップがでかいです。物語中盤で船が手に入り、行ける場所が一気に増えるあのワクワク感。あれを初めて提供したのがドラクエ2。

実際、中盤の面白さは異常。手探りで進めていくのが最高です。

欠点はエンカウント率が高すぎることか。ストレスたまりまくりです。とくに後半は苦行。

僕がプレイしたことあるのはスーファミのリメイク版とPS4へ移植されたスマホ版。これでもファミコン原作に比べればはるかにヌルゲー化したらしい。

原作のドラクエ2はクソゲーと言われることも少なくありません。マリオ2といいFF2といいモンハン2といいダーウソウル2といい、2作目はバランスが崩壊しがち?

エンカウント率さえまともなら神ゲーに届いたかも。

 

第8位 ドラゴンクエスト8 空と海と大地と呪われし姫君

ハードがPS2になって初めてのドラクエ。ここから開発会社がレベルファイブ(イナズマイレブンや妖怪ウォッチのとこ)に変わります。

前作からの進化という点ではドラクエ史上最強かも。スーファミとそんなに変わらなかったドラクエ7からのドラクエ8ですからね。同時代における傑出度でいえば初期の3作と並んでこの8が強いと思います。

広大なマップが特徴です。従来のワールドマップと最近のオープンワールドの間みたいな感じ。こういうマップのゲームって他にあんまりないのでは?

欠点は戦闘システムですかね。ドラクエはここから味方キャラを表示させるようになります。戦闘アニメーションも描写するように変化。その結果、テンポが最悪になってしまいました。

ドラクエといえばむしろ戦闘テンポの良さが売りだったんですよね。FFや他のRPGが3D化して、演出がもっさりになっていても、ドラクエは2D画面でサクサクだった。

しかしこの作品以降はテンポの悪いコマンドバトルの代名詞になってしまいます。個人的にはここから子供っぽいカラフルな世界観になったのも残念ですね。

僕はやったことありませんが3DS版のリメイクが好評です。

 

第7位 ドラゴンクエスト11 失われし時を求めて

2017年にようやく登場したドラクエ8の発展型。

DQ9はDSでグラフィックがしょぼかったし、DQ10はまさかのオンラインゲーム。8の正統後継が出たのはなんと13年ぶり。ようやく普通のドラクエが出たとファンは喜んだのでした。

ただしマップは劣化しています。8のような広大なマップではなく、FF10系の一本道に近い感じ。

代わりにキャラはこっちのほうが多いです。ドラクエ8(3D世界)とドラクエ4(キャラゲー)を融合させたような作品です。

これを8より上にしたのは2バージョン商法を評価したいがため。

PS4に3Dの作品を出しただけでなく、その2Dバージョンを3DSにも出したんですよね。任天堂ハードに出して若年層にドラクエを認知させるんだという執念すら感じますよ。

FFもこれ真似して、ATBバトルの2Dバージョンを任天堂ハードに展開すればいいのにと思ってしまいます。

ちなみに後から発売された11Sには両方のバージョンが収録されていてお得です。

 

第6位 ドラゴンクエスト4 導かれし者たち

1~3がロトシリーズだったのに対して、4~6は「天空シリーズ」と呼ばれます。本作は天空シリーズの出発点。

キャラ立ちが最大の特徴でしょうか。トルネコ、アリーナ、ミネア、マーニャ、クリフト…かつてないほどパーティメンバーが濃いです。トルネコにいたっては後にスピンオフ作品の主人公の座までつかみます。そして4は音楽もいい。

ロトシリーズに比べるとややファイナルファンタジーに寄った感じ。しかし現代のドラクエファンのあいだで当然視されているドラクエ観は、この4に始原があるといえるでしょう。

今の時代ってキャラ立ちが重要ですからね。11ベースで3とかリメイクしても受けないんじゃないかと思います。意外と4のリメイクがいちばん人気出そう。

 

第5位 ドラゴンクエスト9 星空の守り人

現代のドラクエ3とでもいうべき作品。

ダーマ神殿と転職システムが復活しているだけでなく、ルイーダの酒場で仲間を雇うシステムまで復活しています。雇った仲間にキャラ付けがないところも3のまま。

そして9は世界観がすこぶる斬新。主人公は人間でなく天使です。天界に住み、人間たちを守護するために地上世界に降りていくという設定。どこかヴァルキリープロファイルを思わせる(あそこまで凝ったストーリーではありませんが)。

オンラインに対応しているのもさすが先見の明ありという感じ。この方向性はもっと可能性ありそう。

ハードがDSでグラフィックが8から退化しまくったゆえ、不当な過小評価を受けている作品だといえるでしょう。

 

第4位 ドラゴンクエスト7 エデンの戦士たち

ハードがスーファミからプレステに変わって最初のドラクエがこれ。

石版を集めて地図を完成する。するとワールドマップが増えていく。この独自のシステムが最大の特徴(そして賛否が分かれるところでもある)。石版はフィールド上の本当なんてことない場所に転がっていたりする鬼畜仕様。でもだからこそ見つけた時はうれしい。

それぞれの石版世界にそれぞれのストーリーがあります。いわば短編小説のような趣。世界を拡張していくことでそれぞれの世界が少しずつリンクしていく部分もカタルシスあり。ちなみに物語は基本的に暗いです。

クリアに100時間かかる異常なボリュームも有名。おまけに転職システムも搭載されており、やりこみ要素も豊富という始末。

世間の人気はいまいちな作品。個人的にはかなり面白かったですけどね。ただ、年取った今やると石版探しとかただの苦行かもしれません。

 

第3位 ドラゴンクエスト3 そして伝説へ

社会現象を巻き起こした伝説的なソフト。原作はファミコンで、リメイク版がスーファミに出ました。

ここで初めて転職システムが登場します。戦士、僧侶、魔法使い、商人、遊び人、賢者などなど。自由にパーティを構成できます。カスタマイズ性が高く、なんども最初からプレイしたくなる名作。

ただし味方キャラにキャラ付けはありません。ルイーダの酒場で無機的に雇ったり解雇したりする形式です。

ワールドマップが現実の世界を再現しているところもおもしろい。たとえば日本の位置にはジパングが、イタリアにはロマリアが、ニューヨークには移民の街があります。

後半に明かされる世界観の仕掛けは当時のプレイヤーの度肝を抜いたそうです。これは後のポケモン金銀などにも影響を与えています。

 

第2位 ドラゴンクエスト6 幻の大地

ドラクエ4,11のようなキャラ立ち。ドラクエ3の転職システム。ドラクエ5の仲間モンスターシステム。そして2世界を行き来する膨大なボリューム。

さらに仲間のテリーは後にスピンオフ作品の主役を務め(ドラクエモンスターズ)、ダークドレアムはシリーズを代表するボスキャラとして威光を放ちます。

すべてを兼ね備えた最強のドラクエ…といえなくもないのに異様なほど人気がない不思議な作品。

ドラクエ7とかFF8みたいな尖ったゲームが不人気なのは別に不思議でもなんでもないのですが、ドラクエ6のような総合力の高いソフトがここまで不人気なのはもはやホラーの領域。やはり二兎を追う者は一兎をも得ずか…?

個人的にはトップクラスに好きな作品ですけどね。世代だったこともあり思い入れがあります。発売前の盛り上がりは異常でした。

 

第1位 ドラゴンクエスト5 天空の花嫁

ハードがファミコンからスーパーファミコンに変わっての1作目。

僕が初めてプレイしたRPGがこれでした。ただでさえ神ゲーなのにそれを子供がプレイするわけですからね。洗礼としかいいようがない。その後RPGばかりやるようになったのはここでドラクエに洗脳されたからだと思われます。

5の内容ですが、まずストーリーが神。ドラクエってシリーズの平均点は高いけれども、びっくりするような神ゲーがあるわけではないですよね。しかし例外がこの5でしょう。5があるかぎりドラクエが完全なる過去の遺物になってしまうことはないと思います。

じゃあシナリオに特化した作品なのかというとそうでもなく、システムも斬新でした。仲間モンスターシステムがここで初めて登場します。あの鳥山明デザインの神がかったモンスターらが仲間になるんだから、そりゃ当時の子供たちは大喜びですよ。

しかも5はPS2で出たリメイク版も出来がよかったです。これのせいでさらに評価が上がった面もありますね(ドラクエ6にもこのような機会がほしかった)。

 

で、どれからプレイすればいい?

とりあえずシリーズ代表作の3と5は押さえておきたいところです。

3でいちばん評価が高いのはスーファミ版のリメイク。5でいちばん評価が高いのはPS2版のリメイクになります。スーファミやPS2が自宅でピンピンしているという幸運な人は、これらのバージョンをプレイすべき。

しかしそういう人はレアだと思います。ということで、次善の策として3DSかスマホでプレイしていきましょう。

3DSはドラクエ1からドラクエ11まで一応全部できます(どれも評価はいまいちですが別にそんなにひどくはない)。1~3はオンラインで配信されているスマホ版リメイクの移植を購入。4~6はDS版のリメイク(3DSはDSソフトが動く)。7~8は3DS版のリメイク。9はDS原作、10は3DS移植版、11も3DS版。

あまりおすすめはしませんが、別にスマホの操作性でもいいという人はスマホでプレイしてもいいでしょう。

ちなみに僕は先日、PS4で配信されている1~3をやりました(スマホ版の移植なので出来は微妙)。PS版はトロフィーがついているのが強力です。2のロンダルギア以降とか3の天界とか、いつもなら途中でどうでもよくなりがちですが、トロフィーのおかげで最後までモチベを保てましたよ。ドラクエ1,2,3のフルコンプトロフィーが3つ並んでいるのは壮観です。4以降も配信してほしいですよね。