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ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドが尖りまくった雰囲気ゲーだった件

2024年7月12日ゲーム

ゼルダの伝説ブレスオブワイルド(以下ブレワイと表記)、神獣を2体解放し、世界地図をすべて埋め、マスターソードを引っこ抜いた(ところで飽きた)ので、レビューしておきたいと思います。

ゼルダをプレイするのはこれが3作目です。スーファミの神々のトライフォースは序盤で挫折、ゲームボーイの夢を見る島は奇跡的にクリア。

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子どもの頃の僕にはどうにも敷居の高いゲームで、あんまり好きじゃなかったんですよね。

しかし今作は従来よりも幅広い層から高評価されている印象があって、これならハマれそうと期待してプレイしてみました。

 

正直なところ、思ってた作品とはぜんぜん違いました。一言で言えば尖りまくった雰囲気ゲーです。

万人向けの神ゲーオープンワールドかと予測してましたがぜんぜんそうじゃなくて、相当に人を選ぶゲームです。

評価は高いですが、おそらく相当な割合のプレイヤーが「自分には合わないな」と言って途中で積んでるはず。

一番似てるのはアサシンクリードで、おそらく相当な影響を受けていると思いますが、実は見た目に反してアサクリのほうが取っつきやすいです。

以下、良かったところと良くなかったところを挙げてみます。

 

ブレワイここが素晴らしい

サムズアップするネコ

・グラフィックがきれい(美術的な意味で)
・パラセール移動が気持ちいい(序盤に入手できるところがポイント)

 

グラフィックがきれい(美術的な意味で)

このゼルダの伝説ブレスオブワイルド、グラフィックが非常にきれいです。

たしかに解像度的な意味ではむしろしょぼいです。スイッチというハードの制約を受けますので。しかし美術的な意味で、見とれてしまうようなきれいな映像なんです。

暖かみのあるトゥーン調で、たとえば大神とかテイルズオブヴェスペリアに近い感じ。

広大なフィールドを特徴とするオープンワールドゲーって基本的に殺伐としたフォトリアルなグラフィックばかりですから、ここで差別化できているのはこのソフトの強力な長所だと思います。

 

パラセール移動が気持ちいい

高いところから飛び降りたとき、パラシュートみたいなのを開いて滑空できます。これが非常に爽快。

パラセールは最序盤のストーリーイベントで手に入ります。この序盤に入手できるというところがポイント。よくあるような終盤に手に入るご褒美アイテムみたいな立ち位置だったら、だいぶゲーム体験が変わっていたと思います。

オープンワールド世界の滑空はジャストコーズとかにもある要素ですが、序盤からここまでパラセール使用がデフォがなっているゲームは珍しい気がします。

 

ブレワイここがつまらない

退屈そうな犬

・やっぱり謎解きある
・余計なリアリティ多い(武器壊れすぎ、馬、料理、スタミナ)
・戦闘がつまらない

 

やっぱり謎解きある

ゼルダを敷居の高い存在にしてきた要素がこれですよね。頭を使って謎解きしないと、ダンジョンをクリアできないという。

今作は謎解き要素が控えめという評判を耳にしていたので、サクサク進めることができるんじゃないかと期待していました。

しかし蓋を開けてみると、やっぱり謎解きあります。ゼルダシリーズのファンからすると今作は謎解きがあっさりしすぎててつまらないらしいんですが、僕からするとこれでも謎解き多すぎで疲れますよ。

ただし今はネットの攻略動画が全盛の時代。おかげで延々と悩み続けることはなくてすみました。

 

余計なリアリティ多い(武器壊れすぎ、馬、料理、スタミナ)

変にリアリティを追求した結果、ストレスフルなゲームになっている部分があります。

たとえば武器がすぐ壊れる。敵やモノを殴るとすぐに武器がくだけます。結果、強力な武器の入った宝箱を見つけてもぜんぜん嬉しくない。盾も弓も壊れます。

移動手段の馬についてもシビアです。ウィッチャー3みたいに呼んだら背後からぬっと出てきてほしいところですが、ゼルダの場合は実際に今いる位置から走ってきます。遠いと呼んでも来ない。しかもファストトラベルで馬はついてこない。

料理は必須要素なのですが、いちいちメニューから材料を選んで手に持つ(そして鍋に投げ入れる)必要があります。レシピ選択してワンタッチで料理完成とはいきません。

スタミナゲージの消費が異様に激しく、ちょっと走っただけですぐに息切れします。

ゲームのお約束ってことにして、このへんのリアリティは削ってもよかった気がします。リアリティを追求した結果めんどくさいゲームになるというのはオープンワールドゲーにはよくあることですが、ブレワイはかなりシビアです。

 

戦闘がつまらない

戦闘のアクションが凡庸でつまらないのもオープンワールドゲーあるあるです。残念ながらブレワイもその例にもれません。

そこはまあ仕方ないんですが、ゼルダの場合は戦闘の幅も狭くて、そこが退屈さにつながっているような気がしました。

TESみたいに色んな魔法が使えたりとか、アサクリみたいに暗殺できたりとか、そういう幅がないんですよね。だから戦闘が単調さを極めがちです。

RPGみたいに経験値が手に入るわけでもないし、おまけに武器や盾はすぐ壊れるし、戦闘のおもしろみは皆無です。敵の種類も数も少ないし。

「アニメチックなグラの広大なフィールドでダークソウルみたいな戦闘ができる」みたいな期待はぜったいにしないほうがいいです。

 

オープンワールドが好きならかなりの確率で楽しめる良ゲー

このゼルダの伝説ブレスオブワイルド、旅や探索が好きならほぼ確実にハマれるソフトになっているかと思います。

逆にオープンワールドが苦手な人には厳しいと思います。たとえばスカイリムとかウィッチャー3とかアサクリオリジンズとかの海外のオープンワールドゲームよりもよっぽど敷居が高いですよ。さすがにキングダムカムよりは易しいはずですが。

面白いアクション戦闘とか重厚なストーリーとかを求める人にも不向きですね。あくまでも旅と探索がメインです。

 

ゲームメディアなんかだとこれを史上最高のゲームみたいに評価しているところがありますが、それはいくらなんでも過大評価な気がします。

任天堂ハードのソフトに限ってみても、たとえばWiiのゼノブレイドなんかはもっと強力なソフトだった覚えがありますよ(思い出補正かもしれない)。

ブレワイはもっとこう「好きな人は好き」みたいなタイプのゲームなんですよね。かなり尖ってます。

いずれにせよオープンワールド好きにおすすめの良ゲーであることは間違いありません。