読書のアウトプットにはこの方法がおすすめ【3つの選択肢】
アウトプットによって、読書の効果が劇的に上がる。これはもはや周知の事実といってもいいでしょう。
たとえば樺沢紫苑のベストセラー『アウトプット大全』は、自己成長はインプットの量ではなくアウトプットの量に比例すると指摘し、インプットとアウトプットの黄金比は3対7であると明言しています。
では具体的に、どういう媒体にアウトプットしていけばいいのでしょうか?専用のノートを買う必要があるのか?それともインターネットを利用したほうがいいのか?
僕は次の3つの方法をおすすめします。
・本に直接書き込む(必須)
・ブログかnoteを育てる(おすすめ)
・ブックレコメンドに書評を書く(書評を副業にしたい人向け)
以下、それぞれくわしく解説します。
本に直接書き込む
まずは本を読みながら本に直接書き込みをしていくという方法。
もっとも手軽であり、しかもより本格的なアウトプットをする際のベースにもなる重要なステップです。
実は文章に線を引くだけでもアウトプット効果は発動し、インプットの質が高まります。重要だと思った箇所にはどんどん線を引いていきましょう。
ページ上部のスペースは印をつけるために使います。僕は星マークと丸マークを使い分けています。特に重要だと思った箇所には星マーク、重要というわけではないけれどもなんか面白いなとか笑えるなとか感じた箇所には丸マークをつけます。実は丸マークのほうが大切だったりします。
ページ下部には要約を書きます。といっても重要な箇所だけでオーケー。後からパラパラめくってみたときに、どんな内容が書かれているかわかれば十分です。自分の考えなども書きたい場合は書いてもいいと思います。
目次の前後にある真っ白なページに全体の要約や感想、疑問を書きます。小説なら人物の相関図を描くのがおすすめ。
以上の作業だけでもかなり強力なアウトプットになるので、まずはここを取り入れてみることをおすすめします。
もっと本格的なアウトプットをする場合でも、ここでマークしたり書き込んだりした内容を転用していくので、必須のステップだといえるでしょう。
ブログかnoteを育てる
もっと本格的にアウトプットしたい人にはネットの活用をおすすめします。具体的にはブログかnoteですね。ここに長文を書いていきます。
今はnoteがいちばん手軽で、利用者も急激に増えています。長文ツイッターみたいなノリで書けます。
noteよりもっと本格的なのがいいという人は自分独自のブログを育てましょう。その場合、僕のこのブログみたいにワードプレスを使うのがおすすめ。無料ブログにするくらいならnoteで十分だと思います。
ツイッターや読書メーターは分量が短すぎるのでおすすめしません。ツイッターはせっかく書いた文章がストックされないのもマイナスですね。
読書記録の管理に読書メーターを使うのは最高です。ブログやnoteの告知ツールとしてツイッターを使うのもありですね。
ただ、たしかにツイッターに向いてる人というのはいます(読書家には少ない気がしますが)。そういう人はツイッターにガンガン感想とか書いてもいいかもしれません。
収益化はできる?
収益化目的でアウトプットするのはやめたほうがいいと思います。
ビジネスはマーケットの規模が大事なんですが、読書界隈となるとその規模が小さく、おまけに商品(本)の単価も低いですからね。ぜんぜん儲かりません。
いつも当たり前のようにやっているアウトプット活動をちょっと延長して、ついでに収益化するのならありです。月々の本代くらいにはなると思います。
ブックレコメンドで書評を書く
3つ目におすすめする方法はブックレコメンドに書評を書くことです。
ブックレコメンドは最近始まった新しいウェブサイト。複数の本を関連づける書評を掲載しているところが特徴です。ある本を読み終わった読者に対して、「これもおすすめですよ」と別の本を紹介する感じですね。
ここに書評を寄稿すると報酬がもらえます。ブログやnoteを収益化しようとするとおそろしく手間と時間がかかりますが、これならサクッとお小遣いを稼げます。
→ブックレコメンドの公式サイトをチェックしてみる
ノートは使わないの?
僕はノートは取りません。人にもおすすめしないですね。
なんでかというと、手間がかかりすぎるからですね。手書きは時間がかかるし、手も疲れます。
しかもノートに取ることを考えると、本を読むことそのものが重荷になってきて、しまいには読書をやめてしまったりするんですよね。これでは本末転倒です。
したがって読書のアウトプットをしたいのなら、まずは本に直接書くところから始めればいいと思います。最初はハードルを低く設定するんですね。で、慣れてきたらnoteやブログといったツールに移行すればいいわけです。
たしかにノートを使う派の人もいます。たとえば佐藤優は名著『読書の技法』でノートのとり方を事細かに解説しています。
それができるならやればいいと思います。効果はあるでしょう。でも相当な重荷になるので、無理はしなくていいです。
ノートを取るのは手書きで書くのが好きな人だけがやればいいと思いますね。
まとめ
以上、読書のアウトプットにおすすめの方法を解説しました。最後にざっくりとまとめておきます。
・まずは本に直接書き込む
・もっと本格的にアウトプットしたいならブログかnote
・ブックレコメンド
・ノートは手書きが好きな人だけが使えばいい