ロマン主義が退屈を生んだ スヴェンセン『退屈の小さな哲学』
ノルウェーの哲学者ラース・スヴェンセンが書いた『退屈の小さな哲学』(集英社新書)を読みました。
リンク國分功一郎の『暇と退屈の倫理学』でも取り上げられていた本です。僕はそこで興味をもちました。
現在では手に入り ...
ソフィストとソクラテスの違いとは何か?山川偉也『古代ギリシアの思想』【解説】
山川偉也の『古代ギリシアの思想』(講談社学術文庫)をようやく読みました。かれこれ10年くらいは積読されていたんじゃないだろうか?
バートランド・ラッセルのThe History of Western Philosophyを ...
ヘーゲルの精神現象学が難しすぎる件【入門におすすめの本はこれ】
西洋哲学の最難関といわれる哲学者が、19世紀ドイツのヘーゲルです。
実際彼のテクストは常軌を逸しており、その難解さはたとえばハイデガーなどとは比べ物になりません。
僕はヘーゲルの『精神現象学』をまともに通読でき ...
西洋哲学の祖はソクラテスかそれともピタゴラスか?
西洋哲学の祖といえば、ソクラテスの名が挙がるのがふつうです。ソクラテスに始まり、プラトンがそれを継承し、アリストテレスが広域化させたと。
一方で、ピタゴラスこそが西洋哲学の祖なのだという意見も実はあります。ピタゴラスは宗教 ...
ウィリアム・ジェイムズの思想をわかりやすく解説【心理学・哲学・宗教学】
アメリカ哲学の始祖とも呼ばれるウィリアム・ジェイムズ。
彼は、心理学者であり、哲学者であり、宗教研究者でもありました。しかし彼の仕事は、これらの分野に分割して理解できるものではありません。
ジェイムズが一貫して ...
ドイツ観念論の全体像を解説【カント・フィヒテ・シェリング・ヘーゲル】
人類の哲学史において最強の時代はいつでしょうか?
おそらくその答えの一つとして挙がるのが、18世紀末から19世紀前半にかけてのドイツだと思います。
カント、フィヒテ、シェリング、ヘーゲルといった哲学者が相次いで ...
ニーチェ哲学の全体像を解説【悲劇の誕生からツァラトゥストラ以降まで】
ニーチェは、危険で過激な思想家として語られることの多い人物です。
しかしその評価の背後で、彼がどのような時代に、何を問題にし、どのように思考を変化させていったのかは、必ずしも整理されていません。
断片的な言葉や ...
ライプニッツのモナドロジー、岩波文庫か中公クラシックスどっちで読む?
千年にひとりの天才ともいわれるライプニッツ(たしか坂部恵の発言)。微分積分を発明した数学者としても有名です。
そしてライプニッツの哲学的アイデアを封じ込めた断片が『モナドロジー』と呼ばれる作品。
リンク2019 ...
ハイデガー退屈論の再解釈 國分功一郎『暇と退屈の倫理学』
國分功一郎のベストセラー『暇と退屈の倫理学』。
人間は暇や退屈とどう向き合って生きるべきなのか?
これが本書のテーマです。
本書は「倫理学」ですから「~すべき」という主張が出てきます。これがたとえば「退屈 ...