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【PS版追記】モンハンライズが微妙な出来だった件【評価と感想】

2023年11月21日ゲーム

モンスターハンターRise(以下ライズと表記)の体験版をプレイしてみました。

基本的にはモンスターハンターワールドの仕様を引き継いでいます

アイテムのショートカットとか敵へのR3押し込みロックオンもできる。モンスターのなめらかな挙動もワールドのまま。武器のコンボもベースはワールドのボタン操作を踏襲しています。

やはり予想通り、モンハンはダブルクロスまでとワールド以降でわかれるんでしょう。

Right Caption

こうやって書くとワールドにハマった者らにとって期待通りの良ゲーだったように思えるんですが…

実際やってみるとなんか違うんですよね。

以下、良かったところと良くなかったところを挙げてみます。

モンハンライズの良かったところ

まずは良かったところから。特に好印象だったのは以下の2点ですね。

・ロードが爆速
・ボイスが楽しい

ロードが爆速

ライズ最大の長所はこれ。ロード時間が非常に短いです。

ワールド・アイスボーンと比べると雲泥の差。ワールドでは拠点内の移動やクエスト出発待機にもかなりのロード時間がありました。

しかしライズでは拠点内のロードはゼロ。どこにでも瞬時にファストトラベルできます。クエスト受注からクエスト出発までの待機時間もゼロ。即座に出発できます。

ボイスが楽しい

今回のモンハンは操作キャラがクエスト中にちょくちょくしゃべります。これが意外と違和感ない。

敵の大技を知らせてくれたりと実用性もあり。ハンターが「何かくるぞ!」みたいなこと言ったら納刀して緊急ダイブ、これでだいたいなんとかなったりします。これがあれば、たとえば歴戦王ネロミェールのダイブなどで一撃死する人も減っただろうなと。

モンハンぽくないっちゃぽくないけど、これはこれで面白いと思います。

 

モンハンライズの気になったところ

次に良くなかったところ。これがけっこうエグいのが問題です。

・斬ってる感がない
・妙にもっさりしてる
・マルチプレイでの描画の不安定さ

斬ってる感がない

ハンターの攻撃が軽いです。ハリセンで叩いてる感じ。理想は「ザシュッ、ズギャーン!」なんですが、現実は「ポコッ、バシッ」なんですよ。

これが相当きつい。斬ってる感の無さで批判されたといえばゴッドイーター3が思い浮かびますが、まさか重撃アクションで有名なモンハンがその後をたどるとは。

アイスボーンはシステム周りに粗もありましたが、基礎となるアクションは神がかってたんですよね(クラッチクロー周りの操作性は除く)。だからアプデとともにどんどん神ゲーになっていきました。

しかしアクションの基礎がこういう感じだとかなり厳しいんじゃないかと思えてきます。

妙にもっさりしてる

従来のもっさりターン制アクションから脱却し、普通のアクションゲームに近づいたモンハンワールド。事前情報を見る限り、ライズはそれをさらに洗練させたような印象を受けました。

しかし実際にプレイしてみると、案外もっさりしています。

思ったほどビュンビュン動き回れないとかのレベルじゃなくて、わりともっさりを極めている感じ。

ボタン入力の反応もいまいちな気がしてしょうがない。

ボタンを押して、その効果が反映されるまでのあいだにおかしなラグがあるような気がする。アクションがぎこちないというか、なんか奇妙な操作性です。

マルチプレイでの描画の不安定さ

マルチプレイするとヤムチャ視点不可避です。

グラフィックのせいなのか、何してるのかわからなくなる。少なくともワールドやアイスボーンでは起こらなかった現象です。

描画が安定していないせいか、とにかく違和感がマッハなんですよ。なんかこうコマ送りになるような。ちょっと見づらいとかの次元じゃなく、マルチプレイを楽しめなくなる領域に突入していると思う。

これはソフトじゃなくてスイッチ側の問題なのかもしれないです。PC版が出るならここは簡単に解決するかもしれません。

とりあえずこれと操作感のクオリティがショックを受けるレベルでした。

 

携帯機モードでプレイしたほうがしっくりくる

Switchというハードは据え置きモードと携帯機モードを切り替えられるわけですが、テレビに映像を映すことのできる携帯機というのが実際のところです。

そしてこのモンハンライズも、携帯機モードのほうにチューニングしてあるような気がする。

音声にしても操作性にしても、携帯機モードでプレイするというほど違和感がないんですよね(ただし今度はスイッチ本体の操作性の悪さが問題になってくるかも)。

要するにMHWP(モンスターハンターワールド・ポータブル)と捉えることもできるんですよねこのソフト。

だから携帯機でモンハンがやりたいという人には、オススメのソフトになるんじゃないかと思います。

据え置きのワールドと同じようなのを望むとほぼ確実にガッカリするかと。逆にワールド・ポータブルだと思えば楽しめる確率が大幅に上がると思います。

 

PS版ライズ、やはり斬ってる感がない

PSにもライズが移植されたので、セール中に買って再プレイしてみました。

操作の遅延や攻撃SEなどが改善されているとのレビューも見たので、けっこう期待しつつ開始。

確かにスイッチ版に比べて良くなっているところは多いです。

・グラフィックが見やすい
・画像のカクつきも皆無
・入力遅延感もなくなった気がする(ただしワールドに比べると動作と動作が滑らかにつながりにくい)
・ロードはさらに爆速に

しかしなぜなのでしょう、いまいちハマれないです。思っていたよりつまらない。

やはり斬ってる感が原因だと思う。

それ以外はライズに致命的な弱点はないと思います。逆にいうとこの斬ってる感のなさがすべてを台無しにしているとしか考えられないのです。

ほとんどの武器種を試してみましたが、近接武器はもちろん、弓なんかでもなんか攻撃が当たってる感が薄い(唯一ライトボウガンは爽快感あるかも)。

「ライズはすぐ飽きる」と言われ、実際スチームの同時接続数でも2023年にもなってワールド・アイスボーンがライズ・サンブレイクを大幅に上回っているようですが、元凶はこの斬ってる感のなさにあるんじゃないでしょうか。

攻撃に中毒性がないからすぐやめてしまうんだと思います。逆にいうと、ここさえ修正すればライズ・サンブレイクの平均プレイ時間は大幅に伸びると予想します。

アイスボーンはとくに見返りなどなくても延々とミラボレアスの救難マルチに参加してましたからね。ライズで同じことができるかと言われると厳しいです。

次回作のモンハンにこの斬ってる感のなさが継承されたらそれは一大事でしょう。天下のカプコンなので大丈夫だと思いますが、本当に気をつけてほしいです。