吉濱ツトムの本を読んでみた【瞑想の逆効果を防止せよ】
スピリチュアル界隈や発達障害ケア界隈で有名な吉濱ツトム氏。
霊的なことがらを、自然科学、テクノロジー、認知行動療法、栄養学などの先端知識と組み合わせて語ることができる稀有な存在。
スピリチュアル好きや神秘哲学好きにありがちな、観念論的に偏りすぎたバランスを是正してくれます。
Youtubeにチャンネルもあります。普通に健康法の動画として有益。ただし他のヒーラーやチャネラーへの牽制が多く、霊的に突っ込んだ話題はそこまで多くない。
動画と違って著作のほうでは、よりスピリチュアル的な突っ込んだ情報が出てきます。
以下、おすすめの本を紹介します。
『人類史上最大の波動上昇が訪れた』
2019年に発売された本。
われわれ一般読者にとってもっとも重要な書はたぶんこれ。地球の波動上昇から生じる副作用をいかに回避するかがテーマ。
次の3点が重要だと著者はいいます。
・邪気を受けないようにする体作り
・邪気を受けづらくするためのテクニック
・邪気を受けてしまった場合の排出方法
スピリチュアルではエネルギーを取り入れたり使ったりすることばかりに注力し、それを排出することには意識が向いていないと著者は警鐘を鳴らします。なるべく最初に読んでおきたい本。
いくつかポイントをピックアップしてみましょう。
・瞑想に励んだ結果、邪気を吸いやすくなることが多々ある
・瞑想は注意制御機能が健全な状態でなければ行うべきでない
・波動上昇の時代だからこそ肉体強化が欠かせない
・現代人に足りないのはリラックスではなく運動
・強いエネルギーは冥界のエネルギー
・高い次元のエネルギーは物質世界ではむしろ微弱にしか感じられない
・腹式呼吸は難易度が高く、健康に逆影響を与える場合もあるため、まずは深い胸式呼吸をすればよい
瞑想が必ずしも良い効果を保証するものではない、というのは盲点ですね。
皮肉なことに、形而上学とかに関心のない体育会系の人とかのほうが、瞑想から本来の効果を引き出せたりします(心身が健康だから)
『2040年の世界とアセンション』
2020年12月に発売されたもの。
途中のページと表紙裏のカバーにエネルギーマークが記入されています(カードではない)。コピーして部屋の四隅に貼り付けたりするのが効果的とのこと。
・スターシードの能力は「存在するだけでよいエネルギーを地上にもたらせる」ということ
・アセンションとは地球や人間が非物質に近づいていくこと
・1987年に地球はアセンションすることを決めた
・幽界と冥界がすみやかに消滅中
・地球は地獄星としての役割を終えて他の普通の星に近づくだけ
・グラヴィトン(重力子)は他の次元を通過でき、しかも通過した他世界の情報をとどめている
・人間は本当の願いごとを潜在意識の次元で設定しているが、顕在意識にはそれが見えない。したがって安易な願望実現に走ると、願望が叶えば叶うほど自分が本当に願っている方向からずれていってしまう可能性がある。
「存在するだけでよいエネルギーを地上にもたらせる」というのは感動的な視点ですね。エックハルト・トールのいう「DoingからBeingへの転換」と呼応するものがあります。
グラヴィトンについては、ブライアン・グリーンの『隠れていた宇宙』を読んだときに、そうじゃないかなと僕も思いました。正直なところ半信半疑ではありますが。
潜在意識と顕在意識のズレというのは、ドストエフスキー的な神義論にもつながる何気に重要な事態。
『UFOを呼ぶ本』
2022年5月に発売された本。
「UFOを呼ぼう!」みたいなこと言う人じゃないイメージなのに急にどうしたって感じですが、中身を読んでみると相変わらずバランス感覚があって安心します。そしてものすごく面白い。
とはいえこれを読むのは2冊目以降にしたほうがいいと思います。最初はやはり『人類史上最大の波動上昇が訪れた』でバランスを整えておいたほうがよいでしょう。
・UFOに意識を向けたり、呼ぶトレーニングをすると、前頭葉が発達する
・エネルギーの次元でいえば、意識を向けることはその対象と同調すること
・2025年あたりを境に、UFOの存在が当たり前になっていく
・ブラックホールはホログラフィーの投影装置
・極小のブラックホールをワームホールとも呼ぶ
・地獄星たる地球が崩壊したら、他の星にも甚大な悪影響がおよぶ
・UFOは空だけでなく、街中にも、部屋のなかにも出現する
・UFOは地球の過去や未来から来ている場合もある
・異星人を神のように崇めてはいけない
・地球に対して悪意をもつ異星人を総称してレプタリアンと呼ぶ
・地球の次元上昇により幽界と冥界は消滅しつつあり、その影響でレプタリアンの数も減っている(あと20年で地球から撤退)
・座る瞑想よりも立ったままの瞑想のほうが身体の健康によい
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