【オーディブル聴き放題はコスパ最強】おすすめ活用法とメリットを徹底解説
本を「読む」だけが読書じゃありません。耳で聞く読書、オーディオブックが今、急速に広がっています。
プロのナレーターが朗読する本をスマホひとつで楽しめるオーディオブックは、通勤時間や家事の合間でも「ながら読書」ができる優れもの。
読書好きの間では、紙の本と組み合わせて使うことで学習効果を高める「ハイブリッド読書」も注目されています。
そんなオーディオブックの中でも圧倒的にコスパがいいのが、Amazonの「Audible(オーディブル)」です。
かつては買い切り制でしたが、2022年にサブスク化し、月額1,500円で12万冊が聴き放題という破格のサービスへと進化しました。30日間の無料体験があるのも大きい。
この記事では、オーディブルの魅力や効果的な活用法を詳しく解説します。読書量を増やしたい人、スキマ時間を有効活用したい人、目の疲れを気にせず知識をインプットしたい人は必見です。
オーディブルがコスパ最強のサブスクに進化した件
オーディブルはアマゾンが提供するオーディオブックサービス。
世界最強の会社のひとつが作ったサービスだけあって、オーディオブック界でもオーディブルの存在は際立っています。
このオーディブル、もともとは「買い切り」のサービスでした。普通に本を買うみたいに1冊、2冊とほしい本を購入していくやつですね。
ナレーターへの人件費が含まれるぶん、普通の書籍に比べると値段は高め。興味があっても手を出しにくいみたいな人は多かったと思います(自分もそうでした)。
しかしオーディブルは2022年に定額サブスクサービスへと進化します。月額1500円で約12万冊が聴き放題になったのです。
月に2冊以上のオーディオブックを利用する読書家からすれば、これは強力すぎる改変。読書好きであればあるほど得をします。
しかもオーディブル会員になると、聴き放題の対象になっていないオーディオブックも30%オフの値段で買えます。
無料体験期間が30日間も用意されているのも太っ腹。
オーディオブックのメリットはこの4つ
オーディオブックを利用した聞く読書の利点を確認しておきましょう。以下の4つが強力です。
・目が疲れない
・外出中に使えばインプット量が増える
・高速リスニングで頭がよくなる
・外国語の学習がはかどる
目が疲れない
聞く読書の最大のメリットは、目が疲れないということ。
10代~20代の若い人は「なんだそれ」と思うかもしれませんが、ある程度年を取ってくると、この眼精疲労が読書の最大の敵になります。
目が痛くなるとか、夜になると視界が霞んで文章が追えないとか。そこまでいかなくても目の疲れで読書のパフォーマンスが落ちるのは避けられないんですよね。
しかしオーディオブックならこれが回避できます。目と違って、話を聞きすぎて耳が疲れたなんて現象はないですよね。
だから聞く読書を取り入れると、無理をしなくてもインプット量を大幅に増やすことができるのです。
外出中に使えばインプット量が増える
二宮金次郎は外を歩きながらでも本を読んだそうですが、現代社会で同じことをしたら白い目で見られる確率が高いです。というか歩きスマホと同じでマナー違反かも。
しかしオーディオブックを使えばこの問題も解決します。
外を歩いている時間やレジなどに並んでいる待ち時間が、そのまま読書タイムに変化します。
こうして日常の何気ない時間に読書を忍び込ませることによって、1日あたりのインプット量を大幅に増やすことができるのです。
ちなみにWifi環境で事前にオーディオブックをダウンロードしておけば、オフラインで聞くこともできます。こうすれば外で利用する場合でも通信費の心配は無用です。
高速リスニングで頭がよくなる
Amazonのオーディブルにはいろいろなサポート機能がついていますが、なかでも強力なのが朗読スピード調節機能です。0.5倍速~3.5倍速の10段階からスピードを選べます。
おすすめなのは復習のさいに2倍速以上の高速リスニングをすること。高速で流れてくる情報を脳が処理し、頭がよくなっていきます。
外国語学習でよく使われる技法ですが、日本語で同じことをしたってもちろん効果があります。
ただし未知の情報でこれをすると雑音として聞き流されてしまう可能性が高いので、復習のさいに使うのがよいでしょう。
外国語の学習がはかどる
オーディブルには洋書も取り揃えてあります。というか洋書のほうが品揃えが豊富。
これを活用すれば外国語の学習をより効果的なものにできます。
第二言語習得研究によると、外国語学習でもっとも重要なのはインプットの量です。
オーディオブックを利用した耳からのインプットはこれを実現する強力な手段。
インプットというとリーディングをイメージしがちですが、リスニングもそれに劣らず重要なインプット源なんですよね。
すでに読み終わった洋書があれば、それを今度はオーディオブック版で聞いてみることをおすすめします。
オーディオブックの効果をフルに引き出す活用術
では次にオーディオブックのおすすめ活用術について解説します。
・予習と復習に使って読書を深化させる
・ぶっつけ本番で普通に聞いて冊数を稼ぐ
・英語学習に応用してインプット量を爆上げする
予習と復習に使って読書を深化させる
もっともおすすめな方法がこれ。普通の読書と組み合わせて、普通の読書の効果を倍増させるためにオーディオブックを使います。
このさいオーディオブック版は予習と復習に使います。
読書の達人たちが本を読むとき、ハイクオリティな本や難解な本はいっぺんだけ読んで終わりにすることはまずないです。2回、3回と読み込んで内容を吸収していくのが普通なんですね。
オーディオブックはここを効率化してくれます。
まず予習聞きして全体像をつかみます。細かい部分はこだわらなくてもオーケー。こうして全体像をつかんでおくと本番の読書が圧倒的に深くなります。
なお予習のさいに気になったポイントはブックマーク機能を使ってブックマークをつけておきましょう。
復習は全体の流れを思い出しつつ、重要ポイントを頭に刻みつけます。前述したように、復習に使うときは倍速モードを活用するのが超おすすめ。
こうして一冊の良書を形を変えてなんべんも周回することで、その内容を深く理解&体得できるのです。
実はこの使い方こそがオーディオブック最強の活用術です。
ぶっつけ本番で普通に聞いて冊数を稼ぐ
ビジネス書などの軽めの書籍ならオーディオブックだけで完結させることもできます。
限られた冊数を周回するより、読む冊数をもっと増やしたいという方は、この方法を取り入れるとよいでしょう。
普通の読書をぶっ通しで続けると疲れてしまいますが、オーディオブックをあいだに挟むとスタミナが減りません。
「読書の休憩を読書でする」という達人の境地も、聞く読書を利用すればそれほど難しいものではなくなるでしょう。普通に読書→オーディオブックを使う→普通に読書という感じ。
上手くペースをつかめれば、週間ないし月間、年間の読破数が大幅に上昇します。
英語学習に応用してインプット量を爆上げする
上述したように、オーディブルは洋書の品揃えも豊富です。これを利用して、英語のインプットを大幅に増やすことができます。
ただしすでに読んだことのある本を聞くようにしてください。よほどの英語力をもっているのでなければ、新規の英語音声を聞くのは効果の薄い勉強法ですので要注意。
すでに日本語で読んだことのある作品、あるいはせめて映画などで話の流れや舞台背景を熟知している作品を、オーディオブックでは聞くようにします。
良質なインプット量が倍増し、リスニング力を含めた英語力全体が底上げされるでしょう。
オーディブル聴き放題のおすすめ本はこれ
せっかくなので、Audibleで聴ける良書を厳選してご紹介します。どれも読んで損はない名著ばかりです。
小説・文学
- ミヒャエル・エンデ『モモ』
時間について深く考えさせられる名作ファンタジー。『はてしない物語』も聴き放題に収録。 - J.K.ローリング『ハリー・ポッター』
特に1〜4巻は圧倒的な面白さ。映画はダイジェストにすぎないと実感できる。 - 劉慈欣『三体』
現代SFの傑作。シリーズすべてが聴き放題対象。
思想・哲学
- 飲茶『史上最強の哲学入門』
驚くほどわかりやすい哲学入門書。哲学初心者に最適。 - 柄谷行人『力と交換様式』
現代日本を代表する哲学者による最新作。 - プラトン『ソクラテスの弁明・クリトン』
哲学の原点となる一冊。
時間術・思考法
- 樺沢紫苑『神・時間術』
『アウトプット大全』で有名な精神科医による時間管理の名著。 - 細谷功『具体と抽象』
ものごとを抽象化・具体化する思考法を鍛える一冊。 - 草薙龍瞬『反応しない練習』
ブッダの教えをもとに、心を乱されない生き方を学ぶ。
経済・投資
- 長沼伸一郎『現代経済学の直観的方法』
数学を使わずに経済学の本質を理解できるブルーバックスの名著。 - ベンジャミン・グレアム『賢明なる投資家』
世界的投資家ウォーレン・バフェットが愛読する投資のバイブル。 - マックス・ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』
資本主義の発展に宗教が果たした役割を分析した社会学の古典。
歴史・社会
- 半藤一利『昭和史』
近代日本史をわかりやすく、面白く学べる名著。 - 川北稔『砂糖の世界史』
世界システム論の視点から、砂糖が歴史に与えた影響を解説。 - ジャレド・ダイアモンド『銃・病原菌・鉄』
地理的要因が文明の発展を左右したことを明らかにする世界史本。 - ユヴァル・ノア・ハラリ『サピエンス全史』
認知革命・農業革命・科学革命を軸に人類史を大胆に解説。
科学・自然
- ユクスキュル『生物から見た世界』
生物ごとに「世界」が異なることを示した、岩波文庫の科学名著。 - 石川拓治『奇跡のリンゴ』
無農薬リンゴ栽培を成功させた木村さんの奇跡の実話。
オーディブルは利用開始も退会も簡単
オーディブルの利用に特別な端末は必要ありません。スマホがあれば完結します。
公式サイトから登録すればいきなり始められます。登録手順は以下の通り。
オーディブルの公式サイトにアクセス。
↓
「今すぐ無料で始める」をクリック。
↓
Amazonアカウントにログイン(Amazonアカウントを持っていない場合は、新規登録を行います)。
↓
登録完了。
サービス利用はかならず30日間の無料体験から始まります。
退会も簡単にできます。無料期間中に退会することも可能。
なお購入した本は退会後もライブラリーに残り続け、いつでも聞くことができます。
まとめ
以上、オーディオブックのメリットと活用術を解説しました。
最後にざっくりとまとめておきます。
・おすすめのオーディオブックサービスはアマゾンのオーディブル
・2022年にサブスク制へと進化したオーディブルは月額1500円で12万冊が聴き放題
聞く読書のメリットは次の4つ。
・目が疲れない
・外出中に使えばインプット量が増える(事前ダウンロードでオフライン再生可能)
・高速リスニングで頭がよくなる
・外国語の学習がはかどる
そしてオーディオブックのおすすめ活用術は次の3つでした。
・予習と復習に使う(実はこれが最強)
・ぶっつけ本番で普通に聞く
・英語学習に応用する
まずはオーディブルの無料体験(30日間)を試してみるのがよいでしょう。