翻訳者を目指すなら翻訳学校よりもアメリアがおすすめな理由【経験談】
「翻訳の仕事をしてみたいけど、なにから手をつければいいんだろう?翻訳学校に通う余裕もないし、できれば自分一人で精進していきたい」
このような人には、まずアメリアへの登録をおすすめします。
アメリアはフェローアカデミーを母体とする翻訳者ネットワーク。
僕も2011年ごろから約2年間在籍し、知識やテクニックを吸収させてもらいました。
ご利用企業数600社以上 年間の求人件数1,500件以上 翻訳の仕事探しは「アメリア」
アメリアに登録するメリットは以下の5つですね。
①毎月送られてくるテキストが有益すぎる
②仕事の獲得にもつながる
③翻訳者ネットワークに参加して横のつながりができる
④翻訳ツールやTOEICが安くなる
⑤翻訳学校よりも安い
以下、それぞれ解説します。
①毎月送られてくるテキストが有益
アメリアに参加すると、毎月テキストが送られてきます。
これが非常に有益。
ボリュームは20ページほど。
翻訳者として生活するためのノウハウ、各種翻訳ジャンルの裏側、翻訳チェッカーが何を見ているかなどなど、プロがいろいろな情報をシェアしてくれます。
テキストには定例トライアル(課題のこと)が掲載されています。
自分が挑戦したいジャンルのときは、実際に訳して応募してみるといいでしょう。
プロの添削を受けることができます。
また過去のトライアルの答えと解説も別紙としてついてきます。
表に問題文とその訳文が載っていて、裏面には解説がびっしりと書き込まれている。
これがまたきわめて有益です。
解説を熟読しながら、問題文と訳文を突き合わせてみることを強く推奨します。
市販の翻訳トレーニング本をはるかに上回る効果が期待できますよ。訳文を音読するのもオススメの勉強法です。
②仕事の獲得につながる
定例トライアルに参加して良い成績を残すと、クラウン会員になれます。
これは優れた実力をもっていることを表す指標で、アメリアに参加している企業から目を留めてもらいやすくなる仕組み。
ランクが上がれば上がるほど、アメリアで仕事を受注しやすくなるというわけです。
クラウン会員になるのは相当の実力が必要ですが、当初はこれを目指して勉強を続けるのがベターかと。よい目標になります。
③横のつながりができる
アメリアは翻訳者同士をむすびつけるネットワークとしての機能もそなえています。
これを利用することで、横のつながりが構築できます。
人間関係の構築という点では翻訳学校には敵いませんが、ネットワークがまったくないのとではだいぶ違いますからね。
『翻訳というおしごと』で実川元子が書いていたように、フリーランスで働く人間こそ、横のつながりが重要になってきます。
またカウンセリングにも対応していて、仕事上の悩みを相談できます(電話やメールでもオーケーです)。
孤独に陥りやすいフリーランサーを、いかに結びつけるか。このような意図が見えますね。
④会員特典でお金を節約できる
アメリアには会員特典が用意されていて、これを利用するとお金を節約できます。
まず、翻訳ツールを安く買える。
いまの翻訳者は、作業効率を上昇させるために、さまざまなパソコン用ソフトを駆使しています。これらを総称して翻訳支援ツールと呼びます。
アメリアの会員ですと、ABBYY、SDL Trados、MemoQといったソフトが最大30%オフで購入できます。
またTOEICの受験料も安くなります。こちらは約15%オフですね。
会員期間中に上手に特典を享受するのがよいでしょう。
⑤翻訳学校よりも安い
アメリアは翻訳学校に比べて圧倒的に安いです。
たとえばアメリアの母体となるフェローアカデミーですと、コースにもよりますが半年の中級レベルで約10万円が必要になります。1年なら約20万円ですね。さらに上級ならこれの2倍近くはします。
他の翻訳学校もだいたい同じような料金体系といっていいでしょう。
それに対して、アメリアですと年会費は15000円(税別)です。圧倒的に安いですね。
通信講座で大丈夫?
学校に通わなくても実践的な実力を身につけることは可能なのでしょうか?
結論から言えば、可能です。翻訳学校に通うことなくプロになった人はいくらでもいますからね。
一人で黙々と勉強するのがよっぽど苦手でなければ、通信講座で十分です。
通信講座すらなしで完全な独学も可能ではありますが、それはリスクが高いと思いますね。
少なくとも最所のうちだけ、通信講座を利用するのが効率的です。アメリアはよいペースメーカーになってくれます。
退会も簡単にできる
冒頭で言ったように、僕は約2年間しかアメリアに在籍していません。
テキストから得るものは十分得たなと感じたし、僕の場合は、仕事の獲得なら外部のルートを使ってもいいと感じたので。
退会の手続きは一瞬で終わりましたよ。
いっぺん参加したら抜けられなくなるのではないかとか心配する必要はありません。
したがって、とりあえず1年だけ参加してみるというのもありですね。
最初のうちはアメリアをペースメーカーにして、実力のアップを図る。
その後アメリアから仕事を獲得できるようでしたらそのまま続ければいいですし、別ルートで仕事獲得するなら退会でオーケーです。
アメリアの公式サイト→ ご利用企業数600社以上 年間の求人件数1,500件以上 翻訳の仕事探しは「アメリア」
以上、翻訳者ネットワークのアメリアについて解説しました。