現代経済学の歴史『ノーベル経済学賞で読む現代経済学』【書評】
1969年に創設されたノーベル経済学賞。
その受賞者64名の理論と生涯を解説した本がトーマス・カリアーの『ノーベル経済学賞で読む現代経済学』(ちくま学芸文庫)。
現代経済学の流れと全体像が一望できる良書です。
お金の常識を身につけたいならこの本 両学長『お金の大学』【要約】
「税金ってどんな種類があって自分はどれを払えばいいの?節税ってどんな方法があって自分はどれを使えるの?保険ってどんな種類があってどれに入っておけばいいの?」
お金にまつわるこのような基礎的な疑問に答えられる人は多くないと思 ...
デフレの中心でインフレ対策を叫ぶ日本 中野剛志『奇跡の経済教室』【要約】
ここ十数年、経済学への風当たりが日増しに強くなっています。
主流派経済学が現実をうまく説明できず、効果的な対策も打てていないからですね(とくに日本では)。
2008年の金融危機以降は、主流派の大物経済学者による ...
資本主義は死に世界は社会主義化する『シュンペーター』【要約】
シュンペーターといえば創造的破壊(イノベーション)が資本主義のコアにあると指摘したことで知られる超大物経済学者。
伊東光晴・根井雅弘『シュンペーター』(岩波新書)は、そのシュンペーターを解説した貴重な入門書です。かれこれ1 ...
為替と国力は関係ない『弱い日本の強い円』【書評】
資産バブルの崩壊やら空前絶後の量的緩和やらを見てたら頭が混乱してきたので、復習もかねて佐々木融『弱い日本の強い円』(日経プレミアシリーズ)を再読してみました。
僕が知る限り、外国為替の解説書のなかで、もっともわかりやすい本 ...
【洋書】金融こそが格差を解消する『セイヴィング・キャピタリズム』【書評】
正直な話、金融に良いイメージを持っている人は多くないと思います。なんとなく汚職や経済格差の元凶みたいなイメージがありますよね。
しかし実はその印象は事実と反している。
それを実証し声高に主張する本がこのSavi ...
経済の独学におすすめの本13冊【経済学から投資、会計、金融まで】
「経済の知識を身につけたい。どうやって勉強するのが効率的なんだろう?」
このような疑問を持つ人に向けて、おすすめの本を紹介します。
経済分野は一般読者向けの良質なテキストが揃っていますから、買う本さえ間違えなけ ...
【おすすめ】経済・投資・金融の洋書【初級~上級】
「英語で経済系の本を読めば経済の知識を身につけつつ英語の勉強にもなって一石二鳥なのでは?でもどんな本があるのかよくわからない…」
こんな疑問にお答えすべく、おすすめの経済系洋書を紹介します。
僕はこれまで30冊 ...
投資は勝者のゲームから敗者のゲームに変貌『敗者のゲーム』【書評】
チャールズ・エリスの伝説的な名著『敗者のゲーム』を読んでみました。
マルキールの『ウォール街のランダムウォーカー』と共にインデックス投資のバイブルとされている本で、アメリカでは累計100万冊以上が売れています。
投資入門にはこの本『ファンダメンタル投資の教科書』【書評】
投資は大まかにファンダメンタル投資とテクニカル投資にわかれます。
ファンダメンタル投資は、決算書などを活用して企業の基礎体力を分析し投資する手法。
一方のテクニカル投資は、株価チャートの動きを分析して投資をする ...