哲学の本ヘーゲル

ヘーゲル哲学のコアには実は宗教論があって、それが彼の論理学にも歴史哲学にも社会哲学にも影響を与えています。

ではヘーゲルにとって宗教とはなんだったのでしょうか?

一言でいえば「神が自分自身について知る方法のひと ...

社会科学の本ヘーゲル

「市民社会という概念についてわかりやすく説明してください」

こう問われて答えられる人はほぼいないはずです(私には無理)。それが無理難題になるほどの複雑な歴史と、奥深い意味合いをこの概念は秘めているからです。

こ ...

哲学の本ヘーゲル

西洋哲学でもっとも難解な哲学者といえばヘーゲルでしょう。ラッセルやアドルノをはじめとして、数々の天才や秀才たちも口をそろえてそう言っています。

僕も最初に精神現象学を読んだ時は序盤で挫折しました。なにしろ理解できる行がほと ...

読書まとめ記事, ドストエフスキー, ヘーゲル, 柄谷行人

ちくま学芸文庫といえば、哲学から社会科学、はては数学や自然科学にいたるまで様々な名作を文庫化してくれる、仏のようなシリーズ。

現代に近い作品ラインアップでは、岩波文庫を質量ともに大きく凌駕しているといっても過言ではないでし ...

哲学の本カント, ヘーゲル

岩崎武雄の『カントからヘーゲルへ』を久々に読了。

日本のカント研究界を支配した岩崎が、ドイツ観念論を語る本です。異常な切れ味は本書でも健在。

リンク

フィヒテとシェリングの後期思想を解説している点が特徴ですね。普 ...

哲学の本カント, ヘーゲル

カントの三批判書といえば『純粋理性批判』、『実践理性批判』、そして『判断力批判』です。

『純粋理性批判』と『実践理性批判』はある程度どういう話をしているのかつかめても、『判断力批判』になると何をやっているのかさえよくわから ...

哲学の本まとめ記事, ヘーゲル, 柄谷行人

哲学書に興味のある人向けに、読みやすい古典を紹介します。

入門書とかじゃなくて、すべて古典です。ガチガチの哲学書ですね。哲学書だからといってかならずしも難解な文体で書かれているわけじゃないんです。

異常な文体で ...

哲学の本ヘーゲル

社会学の祖はだれか?

マルクスだとかデュルケームだとかウェーバーだとかの名前がよく挙がりますが、実はヘーゲルだという説もあります。

国家と社会を明確に区別し、社会を単独で論じた初めての思想家がヘーゲルだからです ...

哲学の本まとめ記事, カント, ハイデガー, ヘーゲル

難しすぎる哲学書で打線を組んでみました。僕が読んだことのある本だけが候補です。

ついでに言っておくと、ハイデガーの『存在と時間』は入っていません。つまり、スタメンに抜擢されている哲学書はすべてハイデガーより難しいと考えてオ ...

哲学の本まとめ記事, ヘーゲル

西洋哲学の最難関といわれる哲学者が、19世紀ドイツのヘーゲルです。

実際彼のテクストは常軌を逸しており、その難解さはたとえばハイデガーなどとは比べ物になりません。

僕はヘーゲルの『精神現象学』をまともに通読でき ...