吉田健一のデビュー作『英国の文学』とその続編を読んでみた【書評】
吉田健一といえば20世紀の日本を代表する文芸批評家のひとり。ちなみに健一の父は第45代内閣総理大臣の吉田茂。
その吉田健一のデビュー作が『英国の文学』(岩波文庫)でした。
14世紀のチョーサーから20世紀初頭ま ...
世界文学最高傑作のひとつ『デイヴィッド・コパフィールド』
19世紀イギリスを代表する文豪ディケンズの自伝的作品『デイヴィッド・コパフィールド』。モームが世界十大小説のひとつに数える作品でもあります。
僕は最初に岩波文庫版で読み、とんでもなく面白かったのですぐに原書で2周目に突入し ...
岩波文庫ならこれを読んでおけ【おすすめの名作11冊】
今ではそこらじゅうで見かける文庫という形態。
これを日本で最初に実現したのが岩波文庫です。ちなみにモデルはドイツのレクラム文庫。
背表紙の色によって次のように種類がわかれています。
・青 哲学などの ...
『世界の十大小説』モームが選ぶ世界文学ベストテン【書評】
サマセット・モームの『世界の十大小説』(岩波文庫)を読みました。
自身も高名な小説家であるモームが、世界の小説からベストテンを選出し論じるという面白い本。
リンクモームが選んだ10冊は以下の通り。
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海外文学ならこれを読んでおけ【おすすめ名作13冊】
海外の小説はどれを読んだらいいのでしょうか?
僕は日本文学よりも世界文学のほうが肌に合うらしく、読んだ冊数も海外作品のほうがずっと多いと思います。たぶん500冊ぐらいは読んでるんじゃないかと。
英語の勉強もかね ...
洋書を250冊読んだ僕がおすすめする名作8選【上級者向け】
初級編と中級編に続き、上級者向けの洋書を紹介していきます。
このレベルになると多読の一環としてガンガン読んでいくことはなかなか難しいと思いますね。
精読のテキストとして使うか、先に日本語バージョンを読んでおくか ...
ディケンズ『骨董屋』ちくま文庫版は訳が読みにくい【書評】
19世紀イギリスの文豪チャールズ・ディケンズの名作『骨董屋』。
ドストエフスキーの『虐げられた者たち』など、本書から影響を受けた作品も多いといいます。
主人公の少女ネルとその祖父のふたりが、悪徳高利貸しのクウィ ...
ユーモアのある作家といえば誰?【笑える本をおすすめします】
ユーモアを駆使できる作家って貴重ですよね。
知的で、上品で、ちょっと皮肉があって、読者をクスッと(場合によってはゲラゲラと)笑わせる才能。
このようなユーモアセンスを備えた作家といえば誰がいるのでしょうか?