【洋書】エリン・メイヤー 『異文化理解力』【書評】
エリン・メイヤーのThe Culture Map(邦題は『異文化理解力』)を読みました。評判通りの面白さでしたよ。
文化ごとの慣習の違いを浮き彫りにし、それを理解した上で、異なる文化圏に属する人たちとどう接したらいいのかを ...
長谷川宏の丸山批判『丸山眞男をどう読むか』【書評】
長谷川宏の『丸山眞男をどう読むか』(講談社現代新書)を読みました。
長谷川宏はヘーゲルの翻訳で有名な人ですね。この本は手に入りにくくなっていますが、このあいだ古本屋でたまたまゲットしました。
本書を読むと長谷川 ...
経済の独学におすすめの本13冊【経済学から投資、会計、金融まで】
「経済の知識を身につけたい。どうやって勉強するのが効率的なんだろう?」
このような疑問を持つ人に向けて、おすすめの本を紹介します。
経済分野は一般読者向けの良質なテキストが揃っていますから、買う本さえ間違えなけ ...
なぜ日本に拝金主義がはびこるのか【思想の欠如】
現代日本に蔓延する拝金主義。これは思想の代替物といえます。思想を哲学や信仰といいかえてもいい。
思想の機能は、世界をシンプルに捉えることにあります。思想が欠如すると、人間は世界のカオスに翻弄されることになる。
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【おすすめ】経済・投資・金融の洋書【初級~上級】
「英語で経済系の本を読めば経済の知識を身につけつつ英語の勉強にもなって一石二鳥なのでは?でもどんな本があるのかよくわからない…」
こんな疑問にお答えすべく、おすすめの経済系洋書を紹介します。
僕はこれまで30冊 ...
なぜ1990年代は楽しかったのか【革命的変化と不思議な浮遊感】
1990年代ってなんか凄かったですよね。
いいことばかりだったという意味ではなくて、独特の高揚感が社会全体に行き渡っていた気がします。
あれはなんだったのか?
その原因は、1990年代が異常な時代だ ...
投資は勝者のゲームから敗者のゲームに変貌『敗者のゲーム』【書評】
チャールズ・エリスの伝説的な名著『敗者のゲーム』を読んでみました。
マルキールの『ウォール街のランダムウォーカー』と共にインデックス投資のバイブルとされている本で、アメリカでは累計100万冊以上が売れています。
社会学の流れをつかむにはコレ 大澤真幸『社会学史』【書評】
大澤真幸が社会学の通史を書きました。新書にもかかわらずページ数は約630ページ。常軌を逸した分量です。
社会学に興味のある人が、最初に読む本としておすすめです。
どの分野でもそうですが、まずは全体を把握すること ...
投資入門にはこの本『ファンダメンタル投資の教科書』【書評】
投資は大まかにファンダメンタル投資とテクニカル投資にわかれます。
ファンダメンタル投資は、決算書などを活用して企業の基礎体力を分析し投資する手法。
一方のテクニカル投資は、株価チャートの動きを分析して投資をする ...
マックス・ウェーバーのプロ倫はマルクス批判の本【上部構造vs下部構造】
社会学者ウェーバーの代表作『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』、通称プロ倫。
広く社会科学を代表する作品のひとつです。
リンクこの本がマルクスへの批判を目的として書かれたものだと知っていますか?