ドストエフスキー研究の名著3冊をゲットした話【ドストエフスキイ】
中古本屋にて、ドストエフスキー関連の名著3冊を手に入れました。いずれもレアな作品。おそらく、新品では手に入らないと思います。
まずは埴谷雄高の『ドストエフスキイ全論集』(講談社)。
写真ではわかりにくいかもしれませんが、これ異常にでかい本です。縦が約23センチ、横が約16センチ。そして厚さが約7センチ。
ページ数にいたっては1350ページを超えています。
埴谷雄高がドストエフスキーに言及したすべての文章が掲載されており、さらに後半の500ページほどは高名な文学者や知識人たちとの対談集になっています。
読み終えるのにどれだけの期間を要するのかわかりませんが、少しずつ進めていく予定。
2冊目はレオニード・グロスマンの『ドストエフスキイ』(筑摩書房)。
いま加賀乙彦の『小説家が読むドストエフスキー』(集英社新書)という本を読んでいるのですが、そのなかに、ドストエフスキーの伝記ならグロスマンのこの本がいちばんだと書いてある。
その文章が頭の中に残っていたので、本書を見かけたときに迷わず購入しました。
これは1月に読むつもり。
最後はベルジャーエフの『ドストエフスキーの世界観』(白水社)。
この本についてはよく知らないのですが、ベルジャーエフという凄い人がいたことは覚えていて、それで本書も買いました。
これも来年のどこかのタイミングで読むことになるでしょう。
ドストエフスキーに関しては予定通り、後期の大作を英訳の洋書で読み返していくつもり。
『罪と罰』『悪霊』『カラマーゾフの兄弟』だけのつもりでしたが、加賀乙彦の本を読んでいたら『白痴』にも興味が湧いてきた。
『白痴』の英訳バージョンも買って読んでみようかなという気持ちになっています。
いずれにせよ、まずは『罪と罰』からスタートします。