旧約聖書と新約聖書を読み返している話【英訳・文語訳・新共同訳】

2020年10月24日キリスト教

聖書3冊

最近、日曜日だけ聖書を読んでいます。

7年ぐらい前に勢いで買ったものの、いまいち読む気がせずにずっと放置していた新共同訳の聖書です。写真右下に写ってる水色のカバーのやつ。

なぜ急に聖書を読みたくなったのかは不明。

ちびちび読みすすめているラッセルのThe History of Western Philosophyが中世のキリスト教神学にさしかかったことが関係しているかもしれません。

あるいは最近がっつり再読をはじめたドストエフスキーの影響か。

 

今はイザヤ書を読んでいます。この書こそが、バビロン捕囚の過程でユダヤ人たちが一神教を発明していく現場です。

旧約聖書は正直、宗教的な対象としてはほとんど興味をもてないですね。しかし、歴史的な対象としてみるとすこぶる興味深くおもしろい。

アッシリアだのバビロニアだのペルシアだのローマ帝国だのが次々と襲来し、怒涛の運命と苦難のなかでユダヤ人たちが思想的に覚醒してゆくあの感じ。

とてつもない作品を世に残す天才たちはたいてい大きな不幸を乗り越えているものですが、これは民族単位でも当てはまるのかもしれないですね。

ユダヤ人が現代にまで影響をおよぼすほどの強力な宗教を発明できたのは、大きな苦難にめぐまれたから、そして運よくそれを乗り越えられたからなのかもしれません。

 

ちなみに写真右上に写っているのは文語訳の新約聖書。

文語バージョンが日本語としてきわめて綺麗だみたいな評判あるんですよね。それを読めば日本語センスが磨かれるかもしれないとか思って、これも何年も前に買ったのでした。

文語がとくに美しいのかどうか、正直ぼくにはよくわかりません。

 

写真左に写っている青い大型本は、英訳版の聖書です。

現代英語に訳されているバージョンで、めちゃくちゃ平易な英語で書かれている。洋書の多読向けテキストを紹介するときに、いつもぼくはこの本を含めます。

これを買ったのは2009年ですね。哲学的な観点から聖書に興味がありましたし、英語の多読にもなって一石二鳥だと思い、購入したのでした。

当時はアマゾンで500円ちょっとでした。

聖書に限らず、あの頃はどの洋書も安かったですよね。ラッセルの西欧哲学史とかロールズの正義論とかでも1,300円ぐらいで買えた覚えがあります。

為替の影響もあるのか、今だとおそろしく値段が上がっていて非常に不便になりました。