90年代の洋楽ロック・アルバムで打線組んでみた【プログレからメタルまで】

2021年1月30日音楽

90年代を(僕のなかで)代表する洋楽ロックアルバムで打線を組んでみました。

完全に個人的な好みを反映したものなので、あれがないとかこれがないとかは無しでお願いします。

できあがったスターティングオーダーはこんな感じ↓

 

1(遊)Black Earth(アークエネミー)
2(二)Whoracle(イン・フレイムス)
3(右)メトロポリス・パート2(ドリームシアター)
4(中)Division Bell(ピンクフロイド)
5(三)OK Computer(レディオヘッド)
6(一)Automatic for the People(R.E.M.)
7(左)Back in the World of Adventures(フラワー・キングス)
8(捕)Purpendicular(ディープ・パープル)
9(投)ブラックアルバム(メタリカ)

 

1(遊)Black Earth(アークエネミー)

1番はスウェーデンのデスメタルバンドArch Enemyのデビュー作。

デスメタルとはいえ、このバンドの場合はギターの叙情性が特徴です。爆撃的なデスメタル部分とギターのコントラストが最高。

とくにオススメの曲はFields of Desolation。

このファーストは音質の「悪さ」がすばらしい。整った音をした後のアルバムよりも、こういう音像のほうがこのバンドには合ってると思う。

 

2(二)Whoracle(イン・フレイムス)

2番はこれまたスウェーデンのデスメタルバンドIn Flamesのサードアルバム。

このバンドはいわゆるメロディックデスメタルの創始者ですね。アークエネミーはデスorスラッシュメタルに叙情的なギターを追加した音楽でしたが、イン・フレイムスはむしろ楽曲自体がメロディックでそこにデスボイスが乗っているというスタイルです。

とくにオススメの曲はJotun。ちなみにTriviumのマットはこの曲を聞いてあの音楽性に目覚めたらしい。

 

3(右)メトロポリス・パート2(ドリームシアター)

3番はドリームシアターのメトロポリスパート2。Images & Wordsと迷うがこっち。壮大なコンセプトアルバムです。

このバンドはいわゆるプログレッシブメタルの創始者として知られます。複雑な楽曲を超絶技巧で弾きこなし、そこに叙情的なメロディが乗るスタイル。

後にフォロワーがたくさん出てきました。不思議なんですけど、なぜかフォロワーってボーカルのスタイルまでそっくりさんになるんですよね。そこを似せる必要があるのかと。

ちなみに90年代を代表するプログレのアルバムはドリームシアターのImages & Wordsでしょう。楽曲単位ならメトロポリスパート1かStream of Conciousnessが好き。

 

4(中)Division Bell(ピンクフロイド)

4番はピンクフロイドのDivision Bell。

ピンクフロイドといえばプログレ四天王の一角ですね。商業的にはナンバーワンです。

本作はロジャー・ウォーターズが脱退した後の作品で、デイヴィッド・ギルモアの独壇場になっています。その点バンドファンからは賛否分かれるアルバムですが、とても美しく、聴きやすい。ピンクフロイドの何がいいのかわからないという人でも、たぶん本作は好きになると思う。

個人的にはピンクフロイドで一番好きなアルバム。とくにオススメの曲はHigh Hopes。

 

5(三)OK Computer(レディオヘッド)

5番は90年代を代表するバンドRadioheadのOK Computer。前作のThe Bendsもいいがこっち。

ベンズはキャッチーなポップアルバムでしたが、こっちはプログレ的な深みを増した作品になっています。しかし実験性はほどほどに抑えられており、楽曲はふつうに良い。

前期のキャッチーさと後期の実験性、両方のいいとこ取りをした転換期のアルバムがこれ。

 

6(一)Automatic for the People(R.E.M.)

6番はR.E.M.(アールイーエムと読む)のAutomatic for the People。

ポップでキャッチーなロックアルバムです。オススメの曲はThe Sidewinder Sleeps ToniteとMan on the Moon。

彼らが90年代に及ぼした影響については色々言われますが、そういう御託を抜きにして普通に強力なアルバムです。

90年代アメリカのメインストリームは暗く地味な音楽ばかりだったのですが、REMのアルバムはそのなかで異彩を放っています。

 

7(左)Back in the World of Adventures(フラワー・キングス)

7番はフラワーキングのBack in the World of Adventures。

知る人ぞ知るスウェーデンのプログレバンドが発表した、知る人ぞ知るデビュー作。ボーカルはちょっとジョン・ウェットン系。

複雑な楽曲や超絶技巧で攻めるタイプではなく、しっとりと聴かせる系のプログレ。ドリームシアターが作り出した潮流とは別の場所にいたのですね。ポーキュパイン・ツリーら後のプログレ復興に通じるものがあるかもしれない。

オススメの曲は「英雄のテーマ」というインスト曲。これだけで買う価値があります。

 

8(捕)Purpendicular(ディープ・パープル)

8番はディープ・パープルのパーペンディキュラー。

90年代のディープ・パープルというと、ほとんどの人がピンとこないでしょう。リッチー・ブラックモアがいないディープ・パープルに価値はあるのか?

しかし、少なくとも本作はすばらしいです。ディープ・パープルだと思わなければ最高クラス。

オススメの曲はSometimes I Feel Like Screaming。 スティーヴ・モーズのギターが光る。この人は元カンサスなのですが、どことなくカンサス的な叙情性がみなぎっています。

 

9(投)ブラックアルバム(メタリカ)

9番はメタリカのブラックアルバム。名前がないアルバムなのですが、ジャケが真っ黒だからブラックアルバムと呼ばれます。ビートルズのあれとかレッド・ツェッペリンのあれとかと同じやり方ですね。

メタリカはスラッシュメタルの創始者なのですが、その彼らが本作から音楽性を変えています。シーンの流れを決定づけた最重要アルバムにして、古参には賛否が分かれる作品。ゲームソフトで例えるとFF7みたいなもの。

個人的には一番好きなアルバム。ただし楽曲単位ではAnd Justice For Allが一番好きです。

 

けっこういいバランス?

1(遊)Black Earth(アークエネミー)
2(二)Whoracle(イン・フレイムス)
3(右)メトロポリス・パート2(ドリームシアター)
4(中)Division Bell(ピンクフロイド)
5(三)OK Computer(レディオヘッド)
6(一)Automatic for the People(R.E.M.)
7(左)Back in the World of Adventures(フラワー・キングス)
8(捕)Purpendicular(ディープ・パープル)
9(投)ブラックアルバム(メタリカ)

こうして見ると、案外いいバランスのオーダーになった気がする。

メインストリームロック、メタル、プログレ、ハードロック。さらにはマイナーなところから大御所まで。

90年代軍けっこう強いかも。

ちなみに00年代軍のオーダーはこちら↓