21世紀の洋楽ロック・アルバムで打線を組んでみた【プログレからメタルまで】

2021年1月30日音楽

21世紀の洋楽ロックから名盤を選んで、打線を組んでみました。

完全に僕の好みですので悪しからず。

できあがったオーダーはこんな感じ↓

 

1(遊)Toxicity(System of a Down)
2(二)Rise (Skillet)
3(三)Dear Agony(Breaking Benjamin)
4(一)10,000 Years(Tool)
5(左)Emperor of Sand(Mastodon)
6(捕)Weather Systems(Anathema)
7(左)Lover’s End(Moon Safari)
8(中)Last Epic(ACT)
9(投)Avantasia(Avantasia)

 


1番はSystem of a DownのセカンドアルバムToxicity。2001年。

ロサンゼルスのアルメニア・コミュニティから登場したバンドで、それゆえか、メロディに独特としか言いようのない叙情性が宿っています。

アグレッション、叙情性、変速リズム。独特の音楽性ですが、広く取ればプログレッシブ・メタルと言えなくもない。

彼らの最高傑作はこのセカンドアルバム。アグレッションと叙情性の配分が完璧です。

 


2番はSkilletのRise。こちらもアメリカのバンド。

彼らの持ち味はメロディの強いキャッチーな楽曲と、男女ツインボーカルにあります。またクリスチャン・ロックであり、キリスト教をベースにしたポジティブな歌詞も良い。

Skilletの最高傑作はRise。Salvation、Not Gonna、Die Tonight、What I Believeといったキラーチューンが並びます。

 


僕は3番最強説を取っているので、これが00年代以降で最高のアルバムだと思っています。

Breaking BenjaminのDear Agony。とくにGive Me A SignとWithout Youが逸品。全体的なクオリティも高くアルバムとしても強い。

メロディの強さに加え、ボーカルのベンの声質が唯一無二。Skilletほど明確ではないがクリスチャンロックの一種であり、歌詞も良い。

 


4番はToolが2006年に発売した10,000 Years。ジャンルは…なんでしょう?プログレッシブ・ロックといってもいいのか。

90年代を代表するプログレ名盤がドリームシアターのImages and Wordsだとしたら、00年代を代表するプログレ名盤はおそらくこれだと思います。

最初は地味な印象でしたが、聞きこんでいくと楽曲のフックの強さに気づきます。飽きにくいスルメ盤でもある。

このアルバムからもう13年が経ちますが、いまだに新作は出ていない模様。かつてBostonは8年に一度しかアルバムを出さないことで有名でしたが、Toolはそれを超えています。

 


5番はアメリカのヘヴィメタルバンドMastodonのEmperor of Sand。

彼らもプログレッシブ・メタルといっていいほどの複雑な楽曲を持ち味にしていますが、本作はむしろキャッチーな面が前に出てきています。

ドラマーがボーカルを担当しているところも面白い(ライブだとハンデになってしまいそうですが)。

これに続いて出たミニアルバムCold Dark Placeはより伝統的なプログレに近い名盤でした。一作ごとにけっこう作風が変わるので、一つピックアップするのは難しい。単純にかっこいい曲が多いということでEmperor of Sandを抜擢。

 


6番はイギリスのバンドAnathemaのWeather Systems。これも凄いアルバム。

Anethemaはもともとゴシック・メタルのパイオニアの一つだったのですが、00年代に音楽性を大きく変更します。

あたかもシガーロスのような、壮大で叙情的な楽曲が中心になっていく。はっきりいってシガーロスよりも圧倒的に上です。

このアルバムは音楽性を変更して後2作目のアルバム。前作も甲乙つけがたい出来で、どちらかが彼らの最高傑作だと思います。

あまりにも美しい楽曲が並びます。

 


7番はスウェーデンのバンドMoon SafariのLover’s End。

これも楽曲の美しさが異常なアルバム。プログレに括られますが、複雑な楽曲を提供するタイプではありません。むしろキャッチーで、どことなくビートルズにも近い。

ゴシックがベースにあるAnethemaに比べると、こちらのほうがだいぶポップです。

メロディの美しさでいえば、本作とAnathemaのWeather Systemsが双璧か。

 


8番はスウェーデンのバンドACTのLast Epic。

彼らもキャッチーなメロディを強みにしているのですが、どことなくQueenに近い。Moon Safariがビートルズの牧歌性を受け継いでいるのに対し、ACTにはQueenの明るい都会性が感じられます。

ほんのりとプログレゥシブな要素があるハードロックです。

楽曲の良さに加え、ボーカルの声質が独特なのもポイント。イナゴライダーの人に似てる。

 


9番はドイツのメタル・オペラ・プロジェクトAvantasiaのファーストアルバム。

ドイツのメタルバンドEdguyのボーカル、トビアス・サメットが主催するプロジェクト・バンドです。

音楽性はファンタジックなスピードメタル。指輪物語の世界観がベースにあります。楽曲の構成が天才的で、ゲストボーカルの配置も上手い。本人のボーカルも冴えています。

このプロジェクトはデビュー盤がピーク。

メロパワ・メロスピから一作は入れようと考えていたのですが、同ジャンルにおいてこれを超えるものは見当たりませんでした。

 

 

アメリカのバンドが多いなあ…

1(遊)Toxicity(System of a Down)
2(二)Rise (Skillet)
3(三)Dear Agony(Breaking Benjamin)
4(一)10,000 Years(Tool)
5(左)Emperor of Sand(Mastodon)
6(捕)Weather Systems(Anathema)
7(左)Lover’s End(Moon Safari)
8(中)Last Epic(ACT)
9(投)Avantasia(Avantasia)

 

こうしてみるとアメリカのバンドが多いですね…。

僕はどちらかというとヨーロッパのロックが好きなので、意外な気がします。

2001年以降に限ってみると、アメリカが強かったのかもしれないです。逆に言うとイギリスの弱さが目立つともいえますね。

ちなみに90年代バージョンの打線はこちら↓