インプットとアウトプットの黄金比は3:7『アウトプット大全』

2022年7月12日

樺沢紫苑の『学びを結果に変える アウトプット大全』を読みました。

樺沢紫苑の本業は精神科医。

過去にもビジネス系の本を何冊も出しています。ベストセラーになった本もいくつかあるそう。

ちなみに本書『アウトプット大全』は2019年5月時点で40万部を超えるベストセラーになっています。

この本、僕は本屋でプッシュされまくっているのを見て興味を持ちました。実際に買って読んでみたところ、ぐうの音も出ない良書でしたね。

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ちなみに「~大全」という本のタイトルは中世ヨーロッパの神学者トマス・アクィナスの『神学大全』が元ネタだと思われます。

内容そのものも有益ですが、脳科学や心理学の最新の知見を動員している点が強力。これによって話に説得力が生まれ、読み物としての面白さもアップしています。

なお著者の樺沢紫苑はYoutubeチャンネルも開設している模様。

自己成長はインプットではなくアウトプットの量に比例する

学習したことを脳に定着させるには、アウトプットこそが大切。インプットだけを繰り返しても、思ったようには成長できないと著者はいいます。

では、インプットとアウトプットの割合はどのくらいがベストなのでしょうか?

コロンビア大学の研究チームが、子どもたちに暗唱テストを課して、その割合を調べました。この研究によると、インプットとアウトプットの黄金比は3対7です。

ほとんどの人はアウトプットが足りていないのではないでしょうか?

僕は圧倒的にインプット過剰でしたね(もっと早く知っておきたかった)。

10冊の本をいい加減に読むよりも、1冊の本をしっかり読んでアウトプットにまでつなげたほうが成長できると著者はいっています。

 

3種類のアウトプット 話す、書く、行動する

それではどのようにアウトプットしていけばよいのでしょうか?

『アウトプット大全』では話す、書く、行動するの3つのテーマごとに色々なヒントが紹介されていきます。

以下、これは役に立つと感じたものを列挙してみましょう。

 

アウトプット1 話すこと

「話すこと」のパートでは普通のプレゼンや雑談だけでなく、議論のしかた、断り方、営業のしかた、電話のかけかたなどなど、話すことにまつわるアウトプットが縦横無尽に解説されます。

・アイコンタクトのコツは目と目のあいだ、眉のあいだ、鼻の周辺を見ること(これならできそう)

・相手を批判する時にはまずポジティブな情報から伝えてクッションを置く

・仲良くなるための雑談は内容の深さよりも回数が大切

・読書をする前に「何を学びたいのか?」と自分に質問しておくと、学びの効果がアップする

・覚えたい事柄を他人に説明することでエピソード記憶を発動させよ

・営業とは商品の価値を正確に伝えること

 

アウトプット2 書くこと

つづく「書くこと」のパートでは文章の書き方や構成のしかただけでなく、引用のしかた、ノートの書き方、さらにはパソコンで速く入力するためのおすすめソフトまでも解説されます。

・書くと脳が活性化する(手書きのほうが効果が高い)

・インプット直後に書き出すと効果が高い

・落書きすると記憶力がアップする

・ぼーっとする時間に脳はもっともエネルギーを使い、成長している(スマホでスキマ時間を潰しまくるのはNG)

 

アウトプット3 行動する

「行動する」のパートでは普通のチャレンジにくわえて、運動すること、泣くこと、笑うこと、さらに危機管理や時間管理にまで話が及びます。

・人に教えることを前提に勉強すると効果がアップする

・チャレンジは難しすぎても簡単すぎても効果なし

・表現すると苦しみは緩和する

・100点ではなく30点を目指す(とりあえず完成させることが大事で、その後に推敲で100%に近づけていけばいい)

・15分のスキマ時間にアウトプットする

・だらだら1時間勉強するよりも、制限時間を決めて15分だけ集中したほうが効果が出る

 

アウトプット力を高めるトレーニング方法

『アウトプット大全』の最後の章では、アウトプット力を鍛えるためのトレーニング方法が紹介されています。

著者がおすすめしているのは以下の5つ。

・日記を書く
・日記がめんどくさいなら健康記録だけ書く
・読書の感想を書く
・SNSを利用する
・ブログを書く

個人的にはまずツイッターから初めてみるのがいいと思います。短文なので敷居が低いです。

読書家にはブログがおすすめ。最初は無料ブログサービスを利用すればいいです。

書くだけならnoteでもいいですが、より多くの人に読んでもらって、それをお小遣い稼ぎにつなげるならほぼブログ一択。

おすすめのアウトプット方法については以下の記事も参考にしてみてください。