インプットだけの読書は駄目『アウトプット大全』【書評】

2021年2月1日

樺沢紫苑の『学びを結果に変える アウトプット大全』を読みました。

著者の樺沢紫苑は精神科医を本業としているようです。過去にもビジネス系の本を何冊も出し、ベストセラーになった本もいくつかあるそう。

ちなみに本書は2019年5月時点で40万部を超えるベストセラーになっています。


この本、僕は本屋でプッシュされまくっているのを見て興味を持ちました。実際に買って読んでみたところ、ぐうの音も出ない良書でしたね。

「~大全」という本のタイトルはおそらく中世ヨーロッパの神学者トマス・アクィナスの『神学大全』が元ネタでしょうけれども、僕のなかではこの『アウトプット大全』が『神学大全』を超えてしまったといっても過言ではありません(『神学大全』を読んだことはありませんが)。

メッセージも素晴らしいですが、脳科学や心理学の最新の知見を動員している点が強力。

これによって話に説得力が生まれ、読み物としての面白さもアップしています。

なお著者の樺沢紫苑はYoutubeチャンネルも開設している模様。

 

自己成長はインプットではなくアウトプットの量に比例する

学習したことを脳に定着させるには、アウトプットこそが大切。インプットだけを繰り返しても、思ったようには成長できないのですね。

では、インプットとアウトプットの割合はどのくらいがベストなのでしょうか?

コロンビア大学の研究チームが、子どもたちに暗唱テストを課して、その割合を調べました。この研究によると、インプットとアウトプットの黄金比は3対7です。

どうでしょう?ほとんどの人はアウトプットが足りていないのではないでしょうか?

僕は圧倒的にインプット過剰でしたね(もっと早く知っておきたかった)。

 

3種類のアウトプット

それではどのようにアウトプットしていけばよいのでしょうか?

『アウトプット大全』では話す、書く、行動するの3つのテーマごとに色々なヒントが紹介されます。

以下、これは役に立つと感じたものを列挙してみます。

アウトプット1 話すこと

・アイコンタクトのコツは目と目のあいだ、眉のあいだ、鼻の周辺を見ること(これならできそうな気がする)

・相手を批判する時にはまずポジティブな情報から伝えてクッションを置く

・仲良くなるための雑談は内容の深さよりも回数が大切

・読書をする前に「何を学びたいのか?」と自分に質問しておくと、学びの効果がアップする

 

アウトプット2 書くこと

・書くと脳が活性化する

・手書きのほうが効果が高い

・インプット直後に書き出すと効果が高い

・落書きすると記憶力がアップする

 

アウトプット3 行動する

・人に教えることを前提に勉強すると効果がアップする

・チャレンジは難しすぎても簡単すぎても効果なし

・表現すると苦しみは緩和する

・100点ではなく30点を目指す

・15分のスキマ時間にアウトプットする

 

読書が好きな人は読書記録をつけよう


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『アウトプット大全』によると、3冊読んでそのままにするよりも、1冊読んで1冊アウトプットするほうがはるかに自己成長につながるとのこと。

読書が好きな人は、読書記録をつけるのがいいと思います(僕は今まさにそれを実践しています)。

ブログを書くのがベストですが、構成を考えたりまとまった文章量を書いたりするのはそこそこ大変です。今ならnoteがいちばん手っ取り早いと思いますね。

おすすめのアウトプット方法については以下の記事を参考にしてみてください。

慣れてきたらブログに移行して、自分だけの世界観を育てていくのがいいでしょう。