文章は人を動かしてなんぼ メンタリストDaiGo『人を操る禁断の文章術』【書評】

2021年2月4日

メンタリストDaiGoの『人を操る禁断の文章術』を読みました。

著者の名前も本のタイトルも怪しさ全開ですが、内容はクオリティが高く、参考になります。

オーディオブック版も出ています

 

この本の特徴は何か?

それは、文章を人を動かすツールとして捉えるところ。そして、人を動かす文章を書くために心理学の知見を動員するところにあります。

文章の目的は人を動かすこと

著者のメンタリストDaiGoによると、文章というものはただ読まれればいいというわけではありません。

文章のもつ真の力、それは人を今すぐ行動させることにあります。

たとえば商品を買ってもらう、会員になってもらう、誘いに参加してもらう、仕事を代わってもらう、などなど。

文章は読者を動かし、こうした行動を取らせることができるというわけです。

 

メンタリズム文章術のノウハウ

人を動かす文章を書く上で大切な原則は以下の3つ。

・あれこれ書かない
・きれいに書かない
・自分で書かない

 

また文章のなかに仕掛けておくべきトリガーとして、以下の7つが紹介されます。

1興味
2本音と建前
3悩み
4損と得
5みんな一緒
6認められたい
7あなただけの

この辺の内容はセールスライティングに通じるものがありますね。

 

メンタリズム文章の組み立て方

最後の章では、文章の構成の仕方が解説されます。

紹介されるのは以下の5つのテクニック。

1書き出しはポジティブに
2言葉を変えてなんども繰り返す
3話しかけるように書く
4上げて、下げて、また上げる
5追伸をつける

正直この最後の章がいちばん役に立ちました。内容が有益かつ、現代心理学の知見で説得力を補強しているところがおもしろいですね。

他の章もダメなわけではありませんが、前半の内容は他のセールスライティングの本と被るところが多い印象です。

 

セールスライティングなら『シュガーマンのマーケティング30の法則』もおすすめ。

アメリカのマーケティング界における伝説の人物が残したマーケティング指南書です。

メンタリストDaiGo氏も、おそらくこの本を読んでいます。この本が元ネタだろうなという箇所がいくつもありましたね。

 

セールスライティング勉強に役立つ良書

以上、メンタリストDaigoの『人を操る禁断の文章術』のレビューでした。

他のセールスライティング本と被る内容は多いですが、逆に言えばそれだけ要点がうまくまとまっているということ。

セールス系のライティングを勉強してみたい人は、これを一冊目に読むと得るものが多いでしょう。