なぜスターバックスはオーストラリアで失敗したのか

2020年2月21日

英語リスニング学習のためにYoutubeのCNBCチャンネルを見ていたら、おもしろい動画を見つけました。

スターバックスがオーストラリアで失敗した原因を分析する動画です。

 

スターバックスはアメリカのシアトルを拠点とするコーヒーショップ。

いまや世界中でビジネスを展開しています。日本にもスタバ(スターバックスの略)のお店がいたるところにありますよね。

 

そのスターバックスがもっとも苦労している市場がオーストラリア。

なぜ上手くいかないのでしょうか?

 

動画では、アメリカで通用したビジネスモデルをそのまま海外に輸出したところに間違いがあったとしています。

コーヒーの味せよ店内の構造にせよ、好まれる形態は文化ごとに異なるのだそうです。

 

そしてもっとも興味深いのは、「オーストラリアではコーヒーショップは人々の交流の場になっていて、コーヒーはその文化の一翼を担う存在なんだ」と語るオーストラリア男性の発言。

コーヒーを単なる一商品としてお客に売るだけのアメリカ式商売では、このオーストラリアのコーヒーショップ文化には合わないといいます。

 

これを聞いて、僕はドイツの社会学者ハーバーマス『公共性の構造転換』という本を思い出しました。

この本でハーバーマスは、ヨーロッパにおいて市民の公共圏がどのようにして形成されたのかを分析しています。

そしてコーヒーショップなどを中心とした語らいの場が、公共圏の出現のためにきわめて重要な役割を果たしたと主張するのです。

 

こうした公共圏はどんどん失われ、現代では人々のネットワークが劣化している…という話につながるのですが、この動画を見る限りオーストラリアでは公共圏としてのコーヒーショップ文化がまだ生きているようです。

オーストラリアという国にちょっと興味が湧いてきたのでした。

英語学習

Posted by chaco